Excelマクロがブロック解除後に壊れる原因と解決策

Excelでマクロがブロックされ、ブロック解除後にマクロが壊れてしまう問題に直面している方は多いです。特に取引先から送られたファイルを編集して戻すと、マクロが正常に動作しなくなることがあります。この記事では、その原因と解決策について詳しく解説します。

1. マクロブロック解除後に壊れる原因

Excelでマクロがブロックされた場合、セキュリティ上の設定が影響しています。ブロック解除を行う際に、セキュリティ設定が原因でファイルが正しく動作しないことがあります。具体的な原因としては以下のようなことが考えられます。

• セキュリティ設定が厳しすぎてマクロが無効になったまま保存された。
• ファイルの保存形式が正しくない（例えば、xlsm形式ではなくxls形式で保存された）。
• Excelのバージョン間の互換性が原因でマクロが壊れることがある。

2. 解決策1: セキュリティ設定を確認する

マクロが動作しない原因として、セキュリティ設定が関係していることが多いです。以下の手順でセキュリティ設定を確認してみてください。

• 「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を選択。
• 「トラストセンター」を選び、「トラストセンターの設定」をクリック。
• 「マクロの設定」を選び、「すべてのマクロを有効にする」に変更します。

3. 解決策2: 保存形式を確認する

マクロが含まれたExcelファイルは、「xlsm」形式で保存する必要があります。もしファイルが「xls」形式で保存されていた場合、マクロが正しく動作しないことがあります。以下の手順で保存形式を確認しましょう。

• 「名前を付けて保存」を選択し、「Excelマクロ有効ブック（*.xlsm）」形式で保存します。
• これでマクロが正しく保存され、再度開いたときに正常に動作するようになります。

4. 解決策3: バージョンの互換性を確認する

Excelのバージョン間でマクロが壊れることがあります。特に古いバージョンのExcelで作成されたマクロが、新しいバージョンでは動作しない場合があります。バージョンを統一するか、マクロのコードを修正して互換性を持たせる必要があります。

5. まとめ

Excelのマクロがブロック解除後に壊れる問題は、主にセキュリティ設定や保存形式、バージョンの互換性に起因しています。これらの設定を確認し、適切に対処することで、問題を解決できるはずです。必要に応じて、ファイルの保存形式を「xlsm」に変更したり、Excelのセキュリティ設定を緩めたりすることで、マクロが正常に動作するようになります。