Excelで異なるシートに入力された商品コードに対応するJANコードを、計算式を使って抽出する方法について解説します。商品コードが縦列に入力されたシートと、別シートで商品コードとJANコードが入力されたシートの間で、商品コードが異なる順番で並んでいる場合でも、簡単にJANコードを抽出する方法があります。
Excelで商品コードに基づいてJANコードを抽出する方法
商品の管理や在庫管理を行う際、異なるシートにある商品コードとJANコードを結びつける必要があります。これを手動で行うのは非常に面倒ですが、Excelの関数を使うことで簡単に解決できます。
商品コードとJANコードを結びつけるためには、VLOOKUP 関数や XLOOKUP 関数を使用するのが一般的です。ここでは、最もよく使われる VLOOKUP 関数を使った方法を紹介します。
VLOOKUP関数を使ってJANコードを抽出する
VLOOKUP関数は、ある値(ここでは商品コード)を検索し、対応するデータを別の範囲から取得することができます。以下のようにVLOOKUP関数を使用します。
=VLOOKUP(A2,Sheet2!A:B,2,FALSE)
この式の説明は以下の通りです。
- A2:商品コードが入力されているセル。
- Sheet2!A:B:商品コードとJANコードが入力されているシートの範囲(ここではシート2のA列とB列)。
- 2:検索した商品コードに対応する値を2列目(JANコード)から取得する。
- FALSE:完全一致で検索する。
この式を、商品コードが入力されているセルの隣に入力することで、対応するJANコードを自動的に抽出することができます。
XLOOKUP関数を使用する方法
Excel 365やExcel 2021以降のバージョンを使用している場合、XLOOKUP関数を使用することもできます。XLOOKUPはVLOOKUPに比べて、検索範囲を柔軟に設定できるため、より便利です。
=XLOOKUP(A2,Sheet2!A:A,Sheet2!B:B)
この式では、A2の値(商品コード)をSheet2のA列から検索し、対応するJANコードをB列から取得します。XLOOKUPは検索範囲を柔軟に設定できるため、より効率的にデータを抽出することができます。
まとめ
VLOOKUP関数やXLOOKUP関数を使うことで、異なるシート間で商品コードに対応するJANコードを簡単に抽出することができます。VLOOKUPは従来の方法で広く使われており、XLOOKUPは新しいバージョンのExcelでより使いやすい機能を提供します。これらの関数を活用して、効率的にデータを整えることができるので、ぜひ試してみてください。
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