Googleスプレッドシートで、異なるシート間で条件をチェックして、自動的に他のシートのセルに〇を表示させる方法を解説します。たとえば、シート「いちご」にある名前とシート「みかん」の特定のセルを照合し、条件が合えば「みかん」のセルに〇がつくようにする設定方法です。
1. 目標の確認
この方法を使うと、シート「いちご」にある名前がシート「みかん」のA2セルに自動的に反映されます。名前が「いちご」シートのA列に存在すれば、シート「みかん」のA2に〇が表示されます。この操作には、Googleスプレッドシートの関数「COUNTIF」を使います。
2. COUNTIF関数の基本的な使い方
「COUNTIF」関数は、指定した範囲に特定の条件が一致するセルの個数を数える関数です。この関数を使って、シート「いちご」のA列に指定した名前が存在するかをチェックし、その結果をシート「みかん」のA2セルに表示させます。
次のような式を「みかん」シートのA2に入力します。
=IF(COUNTIF(いちご!A:A, みかん!A2)>0, "〇", "")
この式では、シート「いちご」のA列を検索し、「みかん」シートのA2セルに記載されている名前がその中に存在するかどうかを確認します。名前が見つかった場合、A2セルに〇が表示されます。
3. 実際の使用方法
式を入力した後、シート「みかん」のA2セルに、検索する名前を入力します。例えば、「いちご」シートに「田中」という名前が含まれていれば、「みかん」シートのA2セルに自動的に〇が表示されます。
複数のセルに対応させたい場合、関数を他のセルにもコピーして適用できます。この方法で、他の行でも名前が一致する場合に〇を表示させることができます。
4. 注意点とトラブルシューティング
COUNTIF関数を使用している場合、範囲内に名前が正確に一致する必要があります。例えば、「いちご」シートに「田中」と「たなか」という名前があった場合、これらは別の名前として扱われます。大文字と小文字の違いやスペースにも注意が必要です。
また、範囲の指定が正しくないと、期待通りに動作しないことがあります。範囲を「いちご!A:A」などと正確に指定し、名前のデータがどのセルにあるのかを確認してください。
まとめ
Googleスプレッドシートで異なるシート間の名前を照合し、条件に応じてセルに〇を表示させる方法は、COUNTIF関数を活用することで簡単に実現できます。条件に合ったデータを正確に入力し、範囲の設定に注意すれば、他のシートと連携した便利なチェックリストを作成することができます。

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