GPSロガーで記録したログファイル(.log)をGoogleマップにアップロードして活用したいと考えている方に向けて、PC上で手軽にできるファイル変換方法をご紹介します。この記事では、フリーソフトを使って簡単にGPSログファイルをGoogleマップ用の形式に変換する手順を解説します。
GPSログファイル(.log)の特徴とGoogleマップで使用する方法
GPSロガーを使って記録されたファイルの拡張子が「.log」であることが多いですが、この形式はGoogleマップの「マイマップ」にそのままアップロードすることができません。Googleマップに記録したデータをアップロードするには、KML(Keyhole Markup Language)やGPX(GPS Exchange Format)など、Googleマップに対応した形式に変換する必要があります。
ここでは、ログファイルをこれらの形式に変換する方法について説明します。
無料ソフトでGPSログを変換する方法
PCでGPSログファイルをGoogleマップ用に変換するためのフリーソフトがいくつかあります。その中でもおすすめのソフトをいくつか紹介します。
1. GPSBabel
GPSBabelは、GPSデータを異なる形式に変換するためのフリーソフトです。特に、.logファイルをKMLやGPXに変換する機能が強力です。以下の手順で変換できます。
- GPSBabelをインストールし、ソフトを起動します。
- 「入力ファイル」で対象の「.log」ファイルを指定します。
- 「出力ファイル」の形式を「KML」または「GPX」に選択します。
- 「変換」ボタンを押すと、指定した形式に変換されたファイルが作成されます。
これで、変換したKMLまたはGPXファイルをGoogleマップのマイマップにアップロードできます。
2. QGIS(QGISのインポート機能を利用)
QGIS(無料のGISソフトウェア)は、GPSデータの編集や変換にも対応しており、.logファイルをGoogleマップ対応形式に変換することができます。操作は少し高度ですが、無料で強力なツールを利用したい方におすすめです。
QGISを使った変換手順は、以下の通りです。
- QGISをインストールし、起動します。
- 「レイヤ」メニューから「ラスタデータの追加」を選び、ログファイルをインポートします。
- 「エクスポート」を選び、出力形式を「KML」や「GPX」に設定します。
- エクスポートを実行し、出力されたファイルをGoogleマップにアップロードします。
オンラインサービスではなくPCで完結する理由
質問者のように、オンラインサービスではなく、PC上で完結する変換方法を求めている方も多いです。オンラインサービスを使用することでインターネット環境やデータのセキュリティに不安が残ることがあります。そのため、PCで完結する変換方法が便利です。
GPSBabelやQGISは、インターネットに接続せずにデータを処理できるため、セキュリティ面での心配を減らすことができます。
まとめ
GPSログファイル(.log)をGoogleマップ用に変換する方法は、フリーソフトを使うことで簡単に実現できます。特にGPSBabelは、使いやすく多機能なソフトウェアであり、初心者でも簡単にKMLやGPX形式に変換できるためおすすめです。QGISは少し難易度が高いものの、無料で強力なツールを使いたい方には最適です。
これらのソフトを活用して、Googleマップに自分のGPSデータをアップロードし、マイマップを作成することができます。データを活用する方法を知っておくと、さらに便利に活用できるのでぜひ試してみてください。


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