Blenderでミラーモディファイアを使用中に、クリッピング機能をオンにすると、ポリゴンを動かす際に特定の頂点(例えば、口元や鼻の頂点)が軸に吸い付いてしまう問題が発生することがあります。これは、ミラーリングによる自動的な頂点の吸着が原因です。この記事では、この問題を解決するための方法を解説します。
1. ミラーモディファイアのクリッピングとは?
ミラーモディファイアの「クリッピング」機能は、モデルをミラーリングする際に、軸を越えて頂点が移動しないようにする機能です。この機能が有効な場合、軸上で頂点が自動的に合成され、滑らかな表面が作成されます。しかし、この機能が原因で、頂点が軸に吸い付いてしまうことがあります。
2. 問題の原因とその対処法
口元や鼻の頂点が軸に吸い付く問題の原因は、クリッピング機能が有効になっているため、頂点が軸上に合成されようとしていることです。これを解決するには、次の方法を試してみましょう。
- プロポーショナル編集の確認:プロポーショナル編集がオフであっても、他の設定が影響を与えている場合があります。編集モードで該当する頂点を選択し、確認しましょう。
- クリッピング設定の調整:ミラーモディファイアのクリッピング設定を調整して、軸への頂点の吸着を防ぎます。
- 頂点を手動で調整:問題の頂点がまだ吸い付いている場合、手動で頂点を移動させ、軸に吸着しないようにします。
3. 他のミラーモディファイア設定をチェック
ミラーモディファイアには、他にも設定があります。例えば、「ミラー軸」をX軸、Y軸、Z軸で変更することができます。これらの設定を確認して、問題が解消されるか試してみましょう。
4. まとめ
Blenderでミラーモディファイアを使用している際に、頂点が軸に吸い付いてしまう問題は、クリッピング機能が原因であることが多いです。この問題を解決するためには、クリッピング設定を調整したり、プロポーショナル編集を確認したり、手動で頂点を調整することが有効です。これらの手順を試すことで、スムーズにモデルの修正ができるようになります。


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