Excel VBAで入力文字をチェックするマクロの作成方法

Excel VBAを使って、セルに入力された文字をチェックし、特定の文字（半角アルファベット、半角数字、半角ハイフン、半角アンダーバー、半角スペース）のみを許可し、それ以外の文字が入力された場合にはエラーメッセージを表示するマクロを作成する方法を紹介します。この方法を使えば、ユーザーが誤った入力をしないように制御できます。

1. Excel VBAで入力文字をチェックする基本的な方法
2. より高度なチェック方法
3. ユーザーにエラーを知らせる方法
4. まとめ

1. Excel VBAで入力文字をチェックする基本的な方法

まず、セルに入力された文字をチェックするための基本的な方法をご紹介します。VBAを使用して、特定の文字セットだけを許可し、それ以外をエラーとして表示する方法です。以下のコードを参考にしてください。

Sub CheckInput() 
    Dim cell As Range 
    For Each cell In Range("B1:B100") 
        If Not cell.Value Like "[A-Za-z0-9-_ ]" Then 
            MsgBox "無効な文字が入力されています。" 
            cell.ClearContents 
        End If 
    Next cell 
End Sub

このコードでは、セルB1からB100に入力された文字列をチェックします。もし、半角アルファベット、数字、ハイフン、アンダーバー、スペース以外の文字が入力されている場合、エラーメッセージを表示し、そのセルの内容をクリアします。

2. より高度なチェック方法

上記の基本的なコードを元に、さらに条件を追加することも可能です。例えば、特定の文字列の長さを制限したり、入力可能な文字をより詳細に制御することができます。以下のように、条件を細かく設定することが可能です。

Sub CheckInput() 
    Dim cell As Range 
    For Each cell In Range("B1:B100") 
        If Len(cell.Value) < 5 Or Len(cell.Value) > 20 Then 
            MsgBox "文字数が不正です。5文字以上20文字以下で入力してください。" 
            cell.ClearContents 
        ElseIf Not cell.Value Like "[A-Za-z0-9-_ ]" Then 
            MsgBox "無効な文字が入力されています。" 
            cell.ClearContents 
        End If 
    Next cell 
End Sub

このコードは、文字数が5文字以上20文字以下でない場合や、無効な文字が入力された場合にエラーメッセージを表示します。

3. ユーザーにエラーを知らせる方法

エラーメッセージを表示する方法には、MsgBoxを使用するのが最も一般的ですが、入力が完了する前にユーザーにフィードバックを与えることも可能です。例えば、セルの背景色を変更したり、セルに赤い枠を表示したりして、どこに問題があるのかを視覚的に示すことができます。

Sub CheckInput() 
    Dim cell As Range 
    For Each cell In Range("B1:B100") 
        If Not cell.Value Like "[A-Za-z0-9-_ ]" Then 
            cell.Interior.Color = RGB(255, 0, 0) 
            MsgBox "無効な文字が入力されています。" 
        Else 
            cell.Interior.Color = RGB(255, 255, 255) 
        End If 
    Next cell 
End Sub

このコードでは、無効な文字が入力されているセルに赤い背景色を設定し、ユーザーに即座にフィードバックを提供します。