AutoCADでは、Excelのように画面下部にシートを並べて管理することはできませんが、複数の作業空間やレイアウトを使用して、似たような操作を行うことが可能です。この記事では、AutoCADで複数のシートを管理する方法について解説します。
AutoCADのシート管理とは?
AutoCADでは、複数の図面を同時に開くことができるため、作業領域ごとに異なる図面を管理できます。Excelのシートとは異なり、AutoCADの作業空間はレイアウトやタブを活用して、複数の図面を操作します。
各レイアウトには独自の設計を持たせることができるため、図面を切り替えるように作業を進めることが可能です。
AutoCADで複数レイアウトを切り替える方法
AutoCADで複数レイアウトを切り替えるには、画面下部のタブを使用します。これらのタブには各レイアウトや図面が表示され、クリックすることで簡単に切り替えが可能です。
レイアウトタブを右クリックして「新規レイアウト」を選ぶと、新しいレイアウトを追加できます。また、レイアウトタブをドラッグして順番を変更することもできます。
レイアウトタブとモデル空間の違い
AutoCADでは、モデル空間とレイアウト空間を使い分けます。モデル空間は実際の設計を行う場所で、レイアウト空間は印刷設定やビューを配置するための場所です。
レイアウトタブは、レイアウト空間を切り替えるためのものであり、複数のレイアウトを並べて作業することができます。これにより、Excelのシートのように異なる設計を並行して管理することができます。
AutoCADでの作業効率を上げるためのヒント
複数のレイアウトを効率よく使いこなすためのポイントは、タブの整理と、必要に応じてビューを作成することです。ビューを使うことで、同じレイアウトで異なる視点を表示できるため、作業がスムーズに進みます。
また、レイアウト間でのコピー&ペーストも有効活用すると、同じオブジェクトを異なるレイアウトで使い回すことができます。
まとめ
AutoCADでは、Excelのようにシートを管理することはできませんが、レイアウトタブを活用して複数の作業空間を切り替えながら作業を進めることができます。これにより、効率よく複数の図面やレイアウトを管理することが可能です。レイアウトタブの活用方法をマスターすることで、作業の生産性が大きく向上します。
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