Macを使用していると、Time Machineによるバックアップはとても便利ですが、複数のHDDを接続している場合やバックアップの容量が不足する状況では、どのようにバックアップが管理されるのか不安になることもあります。また、バックアップの削除に関しても疑問が生じることがあるでしょう。今回は、Time Machineのバックアップ管理方法について、特にHDDが複数ある場合の挙動や、信頼できるバックアップツールについて解説します。
1. Time Machineと複数のHDDを使ったバックアップ管理
Time Machineは、バックアップの容量がいっぱいになると、古いバックアップから自動で削除します。複数のHDDを接続している場合、どのHDDから削除が行われるのか気になるところですが、Time Machineは、最初に選択したバックアップディスクから自動的に削除を行います。つまり、HDD1とHDD2を接続している場合、最初に指定したHDD(例えばHDD1)の古いバックアップから削除されることになります。
もし、HDD2を追加して容量を増やす場合は、Time MachineがHDD1にバックアップされるデータを新しく追加したHDD2に振り分けることはなく、あくまで最初に選択したHDDにバックアップを続けます。
2. 古いバックアップを削除しない方法
Time Machineでは、古いバックアップを自動的に削除してしまいますが、これはバックアップ容量の制限に基づいて行われます。もし、バックアップのデータを削除したくない場合は、バックアップのスケジュールを変更するか、外部のバックアップツールを使ってデータを手動で管理することを検討するのが良いでしょう。
例えば、外部ディスクを利用して、バックアップデータを保存するための容量を増やしたり、重要なデータを他のバックアップツールを使ってコピーしておく方法があります。これにより、Time Machineの自動削除機能に依存しなくても済みます。
3. 信頼できるバックアップツールの選び方
信頼できるバックアップツールとしては、Time Machineの代替となるいくつかの選択肢があります。例えば。
- Carbon Copy Cloner: 高度なバックアップ管理機能を提供するツールで、手動でバックアップを選んで保存することができます。
- SuperDuper!: 同じくMac用のバックアップツールで、ディスク全体をバックアップするために非常に信頼性があります。
- Backblaze: クラウドベースのバックアップツールで、データをオンラインで保存し、他のデバイスからアクセスできるようにすることができます。
4. Time Machineの設定と運用の注意点
Time Machineの設定で重要なポイントは、バックアップの保存先を適切に選ぶことです。外付けHDDの容量が足りなくなった場合は、外部ツールを使ってバックアップの移行や、必要なデータを手動で管理しておくことが推奨されます。
また、定期的にバックアップの状態を確認して、意図しないデータ削除を防ぐための対策をとることが大切です。
まとめ
Macでのバックアップ管理には、Time Machineを上手に使うことが重要です。しかし、複数のHDDを使った場合やバックアップ容量が不足した場合、バックアップデータが自動的に削除されてしまうことがあります。これを避けるためには、信頼できる外部バックアップツールを併用するなどの対策が有効です。自分のバックアップ管理方法に合ったツールを選び、データの安全性を確保しましょう。


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