卒業論文を作成する際に、ページレイアウトや書式設定に困ったことがある方も多いでしょう。特に、表紙や中表紙、裏表紙などでページ番号や書式を調整したい場面では、正しい設定を理解することが重要です。ここでは、卒業論文作成時によくある書式設定の問題とその解決方法をご紹介します。
1. 1ページ分だけ書式を変更する方法
表紙など1ページだけレイアウトを変更したい場合、Wordで簡単に設定を変更できます。以下の手順を試してみましょう。
- セクション区切りの挿入:表紙のページを変更したい場合、まず「ページレイアウト」タブから「区切り」を選び、「次のページから新しいセクション」を選択します。これで表紙が他のページと異なる書式に設定できます。
- 表紙の書式を調整:セクション区切りを設定したら、表紙に必要な書式(1段組みなど)を設定します。これで、表紙のみを1段にすることができます。
これらの設定を行うことで、表紙や他のページで異なる書式を使うことができます。
2. 表紙、中表紙、裏表紙だけページ番号をつけない方法
表紙や中表紙、裏表紙にページ番号をつけない設定も、Wordで簡単に行えます。以下の手順で設定しましょう。
- セクション区切りを使用:表紙、中表紙、裏表紙をページ番号なしにしたい場合、これらのページにセクション区切りを設定します。先ほどの手順と同様に、セクション区切りを挿入して、該当ページを別セクションにします。
- ページ番号を削除:「挿入」タブの「ページ番号」から「ページ番号の削除」を選択し、ページ番号を削除します。
- ページ番号を再設定:次のページ(論文本文が始まるページ)のセクションで再度ページ番号を設定します。この時、再びページ番号が表示されるようにします。
これで、表紙、中表紙、裏表紙にはページ番号がつかず、本文からページ番号がカウントされるように設定できます。
3. 書式設定の注意点とトラブルシューティング
書式設定時に注意すべきポイントとして、以下の点を挙げます。
- フォントや段落設定を確認:ページ番号の設定や段落設定が他の部分に影響を与えることがあるため、常に各ページの書式設定を確認してから次に進んでください。
- セクション区切りを活用:セクション区切りを適切に使わないと、ページ設定が全ページに反映されてしまいます。必ず必要な箇所でセクション区切りを設定しましょう。
4. 最後に
Wordでの書式設定は少し難しく感じるかもしれませんが、セクション区切りを適切に使い、ページごとに異なる設定をすることで、理想のレイアウトに仕上げることができます。卒業論文を作成する際には、この方法を参考にして、表紙や中表紙、裏表紙の書式を適切に調整してください。


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