Fusion 360で.f3dや.stlファイルを編集したいけれども、サイズ変更やスケッチ変更がうまくいかないというお悩みの方へ。この記事では、Fusion 360を使って3Dオブジェクトの編集を行う方法をわかりやすく解説します。特に初心者向けに、編集方法の基本から、サイズ変更、スケッチの変更方法までを詳しく説明します。
1. .f3dファイルと.stlファイルの違い
まずは、.f3dファイルと.stlファイルの違いについて理解しておくことが重要です。.f3dファイルはFusion 360のネイティブ形式で、設計データやスケッチ情報が保存されています。一方、.stlファイルは3Dプリンタ用のファイル形式で、形状のみに関する情報を含みます。そのため、.stlファイルはスケッチやパラメータなどの編集ができません。
Fusion 360では、.f3dファイルはフルに編集できますが、.stlファイルは直接編集が難しいため、最初に.f3d形式に変換する必要があります。
2. Fusion 360で.f3dファイルを編集する方法
Fusion 360を使って.f3dファイルを編集するためには、まずはファイルを開くことから始めます。
- ファイルを開く: Fusion 360を開き、「ファイル」メニューから「開く」を選択し、編集したい.f3dファイルを選びます。
- スケッチの変更: 既存のスケッチを変更するには、まず対象のスケッチを選択し、「編集」をクリックします。これでスケッチのサイズ変更や形状の変更が可能になります。
- サイズ変更: サイズを変更するには、対象のパーツやスケッチを選択し、サイズ変更ツールを使用します。寸法を指定して変更することができます。
3. .stlファイルをFusion 360で編集する方法
.stlファイルを直接編集することはできませんが、Fusion 360では.stlファイルを取り込んで、編集可能な形に変換する方法があります。
- ステップ1: 「挿入」メニューから「STL」を選択し、編集したい.stlファイルをインポートします。
- ステップ2: インポート後、変換ツールを使って.stlファイルを「ボディ」に変換します。このボディを使って、Fusion 360の設計ツールを使用して編集できます。
- ステップ3: 編集後は、新たに.f3d形式で保存します。
4. スケッチの変更とサイズ変更
スケッチの変更やサイズ変更を行う場合、特に注意すべき点はパラメータ設定です。Fusion 360では、パラメータ化された設計を行うことで、後からサイズや形状を変更するのが非常に簡単になります。例えば、スケッチを描く際に、寸法を「パラメータ化」しておくと、後で簡単にサイズを変更できます。
スケッチ変更後は、必ずモデルが正しく更新されることを確認しましょう。特に、サイズ変更が複数のパーツに影響する場合は、リンクされたパーツの変更も確認することをお勧めします。
5. まとめ
Fusion 360では、.f3dファイルは直接編集可能ですが、.stlファイルを編集する場合は一度変換する必要があります。サイズ変更やスケッチの変更はFusion 360の強力な機能を使えば簡単に行えます。設計を進める上で、パラメータ化を意識すると後々の編集が非常に楽になります。是非これらの方法を使って、効率的に編集作業を行ってください。
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