PostgreSQL 10以降、IDENTITY列が導入されましたが、シリアル型との違いについて理解することは重要です。この記事では、シリアル型とIDENTITY列の違い、そしてそれぞれの使用場面について解説します。
シリアル型とは?
シリアル型は、PostgreSQLで自動的にインクリメントされる整数型のカラムです。通常、シリアル型はプライマリキーやユニークなIDを作成するために使用され、`serial`というキーワードを用いて定義します。シリアル型は、背後でシーケンスを使用し、次の値を自動的に生成します。
IDENTITY列の導入
PostgreSQL 10以降、IDENTITY列という新しい仕組みが追加されました。これにより、SQL標準に準拠した自動インクリメントの列を作成することが可能となりました。IDENTITY列は、`GENERATED ALWAYS AS IDENTITY`というキーワードで定義されます。この仕組みは、シリアル型とは異なり、SQL標準に基づいた方法で自動的に値を生成します。
シリアル型とIDENTITY列の違い
シリアル型とIDENTITY列は基本的に似たような機能を提供しますが、いくつかの違いがあります。シリアル型はPostgreSQL固有のものであり、シーケンスオブジェクトを手動で管理できますが、IDENTITY列はSQL標準に従っており、シーケンスの操作を制限します。具体的には、IDENTITY列は手動での変更を許可せず、値のインクリメント方法や開始値をデータベースのオプションとして設定できます。
どちらを使うべきか?
一般的に、PostgreSQL 10以降のバージョンでは、SQL標準に準拠したIDENTITY列の使用が推奨されています。シリアル型はPostgreSQL固有のもので、特定の要件に応じて使い分けることが重要です。もし新しいアプリケーションを開発している場合は、IDENTITY列を使用する方が将来的な互換性が高いでしょう。
まとめ
PostgreSQL 10以降のIDENTITY列は、シリアル型の代替となり、SQL標準に従った自動インクリメント列を提供します。シリアル型はまだ有用ですが、新しいプロジェクトではIDENTITY列を使用することをお勧めします。それぞれの特性を理解し、適切な場面で使い分けることが重要です。


コメント