Microsoft Teamsで保存されているExcelデータを「アプリから開く」際に、「このファイルのソースが信頼できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました」という警告文が表示される問題について、この記事ではその原因と解決方法を解説します。特に、特定のPCでのみ発生する場合の対処法に焦点を当てています。
問題の概要と原因
この警告が表示される原因は、主にExcelのセキュリティ設定やMicrosoft Teamsの設定に関連しています。Teamsを介して「アプリから開く」を選択した場合、ファイルが信頼できる場所から開かれていないと認識され、マクロがブロックされることがあります。
ただし、同じExcelデータをダウンロードして開いた場合は問題が発生しないため、ファイルの保存場所やアクセス方法によって挙動が異なる可能性があります。特定のPCだけで問題が発生している場合、そのPCの設定に何らかの違いがあるかもしれません。
信頼できる場所にファイルを保存する
Excelが「信頼できないソース」と認識する原因の一つは、ファイルがローカルの信頼された場所に保存されていないことです。この問題を解決するために、以下の手順を試してください。
- Excelを開き、ファイルの「保存場所」や「プロパティ」を確認し、ファイルを信頼できる場所に保存します。
- ファイルが保存されているフォルダが「信頼された場所」に設定されていない場合、Excelの設定でそのフォルダを信頼された場所として追加します。
Excelのマクロ設定を確認する
Excelのマクロ設定が原因である可能性もあります。以下の手順でマクロの設定を確認し、必要な変更を加えましょう。
- Excelを開き、[ファイル] > [オプション] > [セキュリティセンター] > [セキュリティセンターの設定]に移動します。
- [マクロの設定]セクションで、[すべてのマクロを有効にする]を選択するか、[通知を表示してマクロを無効にする]設定を確認します。
- 設定を変更後、Teamsから再度Excelファイルを開き、エラーが解消されたか確認します。
PCごとの設定の違いを確認する
問題が特定のPCでのみ発生する場合、そのPCの設定に違いがある可能性があります。次の点を確認しましょう。
- PCごとのセキュリティソフトウェアやファイアウォールの設定が影響している場合があります。
- 「信頼された場所」や「セキュリティセンター」の設定が他のPCと異なっている場合、設定を統一します。
- PCのOfficeやTeamsのバージョンが最新かどうか確認し、必要に応じてアップデートを実行します。
まとめ
Microsoft TeamsでExcelファイルを開いた際に「マクロの実行がブロックされました」と表示される場合、主にExcelのセキュリティ設定やファイルの保存場所が影響しています。信頼できる場所にファイルを保存し、Excelの設定を確認することで問題を解決できる場合が多いです。特定のPCでのみ発生する場合は、そのPCの設定を確認し、他のPCと一致させるようにしましょう。
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