AutoCADで作業する際、図面の尺度を変更したい場合があります。特に、尺度を2倍に変更するコマンドマクロを作成すると、作業効率が向上します。この記事では、AutoCADで尺度を2倍にするコマンドマクロの作成方法を解説します。
1. AutoCADのコマンドマクロについて
AutoCADでは、コマンドマクロを使用することで、複雑な操作を簡略化し、作業をスピーディに行うことができます。尺度変更などの頻繁に使用する操作をマクロとして登録することで、時間を大幅に節約できます。
2. AutoCADで尺度を2倍にするマクロ作成の基本
尺度を2倍に変更するためには、AutoCADの「尺度」コマンドを使用します。以下は、尺度を2倍にするマクロの基本的なコードです。
^C^C_SCALE ;選択 ;2 ;
このマクロは、現在選択されているオブジェクトを2倍に拡大するコマンドです。コマンドを実行すると、対象のオブジェクトを2倍にスケーリングします。
3. コマンドマクロをカスタマイズする方法
上記の基本的なマクロをカスタマイズして、特定の用途に合わせて使いやすくすることができます。例えば、複数のオブジェクトを同時に選択してスケールを変更する、または特定のレイヤーにのみ適用するなどです。
以下のコードは、選択範囲を指定して尺度を2倍に変更するマクロの例です。
^C^C_SELECT ;ALL ;_SCALE ;2 ;
4. マクロの実行方法と注意点
マクロを作成したら、実行する準備が整いました。AutoCADのコマンドラインに直接入力するか、カスタムコマンドを作成して実行できます。マクロを保存しておけば、今後の作業で再利用することが可能です。
注意点として、尺度変更を行うと、元の図面のサイズや配置が変更されるため、変更後の確認を必ず行うようにしましょう。
5. まとめ
AutoCADで尺度を2倍にするコマンドマクロを作成することで、日常的な作業の効率が大幅に向上します。基本的なマクロをカスタマイズすることで、さらに多くの場面で活用することができます。
コマンドマクロを使いこなすことで、AutoCADでの作業がよりスムーズに進み、時間を大切にすることができます。是非、この方法を取り入れて、作業効率をアップさせてください。


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