Revitでファミリ内に含まれるラスターイメージの表示を、タイプパラメーターを用いて切り替えたいという質問はよくあります。この記事では、Revitのラスターイメージに関して、どのようにタイプパラメーターを活用して表示を切り替えるかについて解説します。
Revitでのラスターイメージの基本
Revitでは、ラスターイメージをファミリに追加することで、さまざまな視覚的な要素を組み込むことができます。これには、図面や写真、その他のビジュアルデータが含まれることがあります。しかし、ラスターイメージをタイプパラメーターで切り替える方法については、少し特殊な設定が必要です。
タイプパラメーターによる表示切り替えの基本
Revitでは、通常、タイプパラメーターを使って表示の有無を設定することができます。例えば、表示を切り替えるために「はい/いいえ」のデータタイプを用いた文字プロパティを設定できますが、ラスターイメージの場合は少し異なります。通常の「表示」プロパティであれば、簡単に切り替えられるのですが、ラスターイメージには別の手法が必要です。
ラスターイメージの表示切り替え方法
ラスターイメージの場合、直接的に「表示/非表示」のプロパティを設定することができません。しかし、以下の手順で表示切り替えを実現できます。
- 1. 新しいパラメーターを追加する:ラスターイメージを制御するためのパラメーター(例えば「表示」)を新たにファミリに追加します。
- 2. パラメーターのデータタイプを設定:パラメーターのデータタイプを「はい/いいえ」に設定し、タイプパラメーターとして使用します。
- 3. ラスターイメージに条件を設定:ファミリの編集モードで、ラスターイメージが表示される条件を、このパラメーターにリンクさせます。条件付きでラスターイメージが表示されるように設定することが可能です。
具体的な手順
ラスターイメージの表示切り替えを実現するための具体的な手順は以下の通りです。
- 1. 新しいパラメーターを作成:ファミリ内で新たに「表示」というパラメーターを作成します。このパラメーターは「はい/いいえ」のデータタイプに設定します。
- 2. イメージの非表示設定:ラスターイメージに対して、条件付きで非表示になるように設定します。これにより、パラメーターが「いいえ」の場合、画像は表示されません。
- 3. 表示設定を行う:同様に、「はい」の場合には画像が表示されるように、パラメーターの設定を行います。
まとめ
Revitでラスターイメージの表示を切り替えるためには、タイプパラメーターを活用した設定が必要です。上記の手順で、新たなパラメーターを追加し、条件付きでラスターイメージを制御することが可能です。これにより、より柔軟なデザイン作業が行えるようになります。


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