ExcelでA列とB列に異なるデータがあり、それらを突合して同じ行に並べて表示する方法を探している方に向けて、効率的にデータを突合する方法を解説します。特に、A列には「1000、1001、1003、1005、1006」などがあり、B列には「1000、1002、1006」といったデータがある場合にどのように対応するか、実際の関数の使い方を紹介します。
ExcelでA列とB列を突合する方法
Excelを使用してA列とB列のデータを突合し、同じ行に並べる方法は、VLOOKUP関数やINDEX-MATCH関数を使用することが一般的です。ここでは、VLOOKUP関数を使った例を紹介します。
例えば、A列に「1000、1001、1003、1005、1006」のデータがあり、B列に「1000、1002、1006」のデータがある場合、A列のデータを基にB列の対応するデータを取得するには、VLOOKUP関数を使います。
VLOOKUP関数を使ったデータ突合の実例
まず、A列のデータが1行目から順に入力されていると仮定します。そして、B列にA列の値と一致するデータを表示させたい場合、次のようなVLOOKUP関数を使います。
=VLOOKUP(A1, B:B, 1, FALSE)
という式をC列に入力します。これで、C列にはA列の値に対応するB列のデータが表示されます。VLOOKUP関数は、A列のデータを検索し、B列で一致する値を返します。
1001というデータをB列に表示させる方法
質問では、A列に「1001」というデータが含まれており、それをB列にも表示させたいという要望がありました。この場合、VLOOKUP関数はA列にない値を自動的にスキップしますが、完全一致でなくてもB列に「1001」を表示したい場合には、IFERROR関数を組み合わせることで対応できます。
例えば、次のような式を使います。
=IFERROR(VLOOKUP(A1, B:B, 1, FALSE), A1)
この式では、VLOOKUP関数がエラーを返す場合(A列の値がB列にない場合)、A列の値をそのまま表示するようになります。これで、「1001」など、B列に存在しないデータも表示されるようになります。
INDEX-MATCH関数を使った別の方法
VLOOKUP関数ではなく、INDEXとMATCH関数を使って突合する方法もあります。この方法は、VLOOKUPより柔軟で、検索列を変更できるため、より多くのシチュエーションに対応できます。
INDEXとMATCH関数を使う場合、次のような式を使用します。
=IFERROR(INDEX(B:B, MATCH(A1, B:B, 0)), A1)
この式では、MATCH関数でA列の値がB列のどの位置にあるかを探し、その位置をINDEX関数で使用してB列のデータを取得します。MATCH関数がエラーを返す場合(B列にA列の値がない場合)、A列の値を表示します。
まとめ
ExcelでA列とB列のデータを突合し、同じ行にデータを表示するためには、VLOOKUP関数やINDEX-MATCH関数を使用する方法があります。特に、IFERROR関数を組み合わせることで、B列に存在しないA列のデータも表示できるようになります。これらの方法を活用すれば、効率よくデータを突合することができます。
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