Excelで複数のシートからデータを自動で集計する方法

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Excelで複数のシートに分散しているデータを集計したい場合、手動で入力するのは非常に手間がかかります。特に毎月のように同じ作業を繰り返す場合、効率的な方法を探している方も多いでしょう。この記事では、複数のシートから自動的にデータを集計する方法を紹介します。

問題の概要

あるExcelワークブックに、A、B、C、Dと4つのシートがあり、それぞれに病院名が記載されています。AシートのD列には、B、C、Dシートから対応する件数を自動で表示させたいという問題です。毎月、これを手入力で行うのは非常に時間がかかり、効率化したいという要望があります。

VLOOKUP関数を使った解決方法

複数のシートから対応するデータを集計する場合、VLOOKUP関数が有効です。この関数を使用すれば、Aシートの病院名を基に、B、C、Dシートから自動的に件数を引っ張ってくることができます。

例えば、AシートのD列にBシートのD列の件数を自動で入れるためのVLOOKUP関数は、以下のように書きます。

=VLOOKUP(A2, B!A:D, 4, FALSE)

この式では、A2セルの病院名をBシートで検索し、D列の件数を取得します。同様に、AシートのE列にCシートのD列の件数を、F列にDシートのD列の件数を表示させることができます。

INDEXとMATCH関数を使った方法

VLOOKUP関数ではなく、INDEXとMATCH関数を組み合わせて使う方法もあります。INDEXとMATCHを使用すると、より柔軟にデータを取得することができ、検索する列や範囲を変更しやすくなります。

例えば、AシートのD列にBシートのD列の件数を入れる場合、以下のように書きます。

=INDEX(B!D:D, MATCH(A2, B!A:A, 0))

この式では、MATCH関数を使ってA2セルの病院名をBシートのA列で検索し、その行番号をINDEX関数に渡してBシートのD列から対応する件数を取得します。

複数シートを一度に参照する方法

複数のシートを一度に参照する場合、IFERROR関数を組み合わせて、万が一エラーが発生した場合にも適切な結果を表示させることができます。

例えば、Bシートにデータがない場合、Cシートを検索するようにする場合、以下のように書きます。

=IFERROR(INDEX(B!D:D, MATCH(A2, B!A:A, 0)), INDEX(C!D:D, MATCH(A2, C!A:A, 0)))

この式は、Bシートでエラーが発生した場合にCシートを参照してデータを取得します。

まとめ

Excelで複数のシートからデータを集計する方法として、VLOOKUP関数やINDEX/MATCH関数を使う方法が有効です。これにより、手動でのデータ入力を省力化し、毎月の集計作業を効率的に行うことができます。関数を上手に活用して、Excelでの作業をより効率化しましょう。

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