Blenderで作成した3DモデルのFBXエクスポート後にSubstance PainterでUVアイランドが機能しない問題の解決方法

画像処理、制作

Blenderで作成した3DモデルをFBX形式でSubstance Painterにインポートした際、UVアイランドが機能せず、1枚の画像として認識されてしまう問題が発生することがあります。さらに、パーツにマテリアルを適用すると、UV全体にそのマテリアルが適用されてしまいます。この問題の原因と解決方法について解説します。

1. 問題の原因

この問題は、主にBlenderでのUVマッピングの設定やFBXエクスポート時のオプション設定に起因することが多いです。特に、BlenderからFBX形式でエクスポートする際、UVが適切にエクスポートされていない場合や、複数のオブジェクトのUVが統合されている場合に発生します。また、Substance Painterが正しくUVアイランドを認識できない設定になっている可能性もあります。

2. BlenderからFBXエクスポート時の設定

BlenderからFBX形式でエクスポートする際、以下のポイントに注意してください。

  • Apply Transform: エクスポート時にTransform(位置、回転、スケール)を適用するオプションを有効にしましょう。これにより、モデルのスケールや位置が正しく反映されます。
  • UVマッピングの確認: 3DモデルのUVが正しく展開されているか、特に複数のオブジェクトが統合されていないか確認してください。統合されている場合、別々のオブジェクトとしてエクスポートするか、オブジェクトごとに異なるマテリアルを設定してください。
  • Export Settings: FBXエクスポート設定で「Apply Unit」を選択し、必要に応じて「Apply Modifiers」をチェックすることで、モディファイアの適用状態も反映されます。

3. Substance Painterでの設定確認

Substance Painterでインポート後、UVアイランドが正しく機能するように設定を確認しましょう。

  • Normal Mapの設定: 3Dモデルに正しい法線マップを適用し、正しいUVを確認します。これにより、マテリアルが正しく表示されるようになります。
  • Import Settings: Substance Painterにインポートする際に、インポート設定が適切であることを確認してください。特に「UV」設定が「Automatic Mapping」になっていないかを確認しましょう。
  • Texture Set Settings: テクスチャセットの設定で、複数のUVアイランドが正しく認識されるようにしてください。これにより、各マテリアルが異なるUV領域に適用されます。

4. まとめ

BlenderからFBX形式でエクスポートした際にSubstance PainterでUVアイランドが機能しない問題は、主にエクスポート時の設定とSubstance Painterでのインポート設定によって引き起こされます。上記の方法を試し、問題が解決するか確認してください。もしそれでも解決しない場合、別のファイル形式(例:OBJ)でのインポートを試すことも一つの方法です。

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