Excelを使って地元の天気状況を自動で取得したい場合、気象データをウェブサービスから引っ張ってきて解析することが可能です。しかし、時にエラーが発生することがあります。今回は、実際にExcelで「晴れ」の情報を取得する方法と、発生するエラーの解決策について解説します。
Excelで天気情報を取得する方法
まず、ExcelでWebサービスから気象データを取得するためには、WEBSERVICE関数とFILTERXML関数を組み合わせて使用します。例えば、以下のようにコードを入力することで、指定したURLから気象データを引っ張ってくることができます。
=FILTERXML(WEBSERVICE("https://www.data.jma.go.jp/developer/xml/data/20251222194535_0_VPFG50_160000.xml"), "//item/comment")
このコードは、気象庁のAPIからXML形式でデータを取得し、その中から「コメント」部分を抜き出すものです。しかし、実際にこのコードを実行すると、#VALUE!のエラーが返ってくることがあります。
エラー「#VALUE!」の解決方法
エラーが発生する原因は複数あります。以下の点を確認してみましょう。
1. WEBSERVICE関数の設定確認
まず、WEBSERVICE関数がインターネット接続を通じてデータを取得できる状態か確認します。接続環境が不安定であったり、URLが誤っている場合にエラーが発生します。
2. XMLの構造確認
XMLの構造が変更された場合、FILTERXML関数が正しいデータを取得できなくなることがあります。XMLの構造が予期せぬ形で変更されていないか、URLで指定されたXMLの中身を再確認することが重要です。
「晴れ」だけを取得する方法
質問の中で、富山の天気情報から「晴れ」という部分だけを抽出したいという要望がありました。これを実現するためには、XMLの中で「晴れ」の情報がどこにあるかを特定し、その部分を抽出する必要があります。
例えば、XML内で「晴れ」という文字列が「description」タグ内に含まれている場合、次のようにFILTERXML関数を使用することができます。
=FILTERXML(WEBSERVICE("https://www.data.jma.go.jp/developer/xml/data/20251222194535_0_VPFG50_160000.xml"), "//item/description")
まとめ
Excelを使って天気情報を自動で取得する方法は非常に便利ですが、エラーが発生する場合もあります。エラーが出る原因としては、インターネット接続の問題やXMLの構造の変更などが考えられます。上記の方法で問題を解決し、必要な天気情報を正しく取得できるようにしましょう。また、「晴れ」という情報を抽出する際には、XML内で正確なタグを指定することが大切です。

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