MacBook Pro 13インチ M1 (2020)でアップデート後、画面の明るさが調節できなくなった場合、いくつかの原因と解決策が考えられます。画面の明るさがうまく調整できない、もしくは明るさバーを動かしても色温度が変わるだけで明るさが変わらないという問題が発生することがあります。この記事ではその原因と解決方法を解説します。
アップデート後に明るさが調整できなくなる原因
MacBook Pro M1モデルを含むMacは、ディスプレイの明るさを自動的に調整する「True Tone」や「Night Shift」などの機能を備えています。これらの機能が原因で、手動での明るさ調整が正しく反映されない場合があります。
また、macOSのアップデート後にドライバや設定に不具合が生じ、ディスプレイの設定が正常に反映されないこともあります。特に、システムの設定やソフトウェアのバージョンが変更されることで、明るさ調整の設定がリセットされることがあります。
解決方法:ディスプレイ設定を確認する
まず最初に、ディスプレイの設定を再確認することが重要です。以下の手順を試して、問題が解決するか確認してください。
1. システム環境設定を開く — 「Appleメニュー」→「システム環境設定」→「ディスプレイ」を選択します。
2. True ToneとNight Shiftを確認 — 「True Tone」を無効にし、「Night Shift」の設定も確認します。これらが有効になっていると、画面の色温度が自動で調整され、明るさが手動で変更しにくくなる場合があります。
解決方法:SMCとNVRAMのリセット
次に、SMC(システム管理コントローラ)とNVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)のリセットを試みてください。これらをリセットすることで、ディスプレイやハードウェアの設定が再設定され、問題が解決することがあります。
1. SMCリセット — Macをシャットダウンし、電源を切った状態で「Shift + Control + Option」キーと電源ボタンを同時に10秒間押し、放します。その後、通常通り電源を入れます。
2. NVRAMリセット — Macを再起動し、「Option + Command + P + R」キーを同時に押し、約20秒間保持します。
解決方法:ソフトウェアのアップデートを確認
macOSのソフトウェアアップデートが未完了の場合、画面の明るさ調節が正常に動作しないことがあります。最新のアップデートを確認し、必要な更新をインストールしてください。
「Appleメニュー」→「システム環境設定」→「ソフトウェア・アップデート」で、利用可能なアップデートがないか確認し、最新バージョンに更新することをおすすめします。
まとめ
MacBook Pro M1の画面の明るさが調節できない場合、まずはTrue ToneやNight Shift設定を確認し、次にSMCやNVRAMのリセットを試してみましょう。もし問題が解決しない場合は、ソフトウェアのアップデートを確認することが重要です。これらの方法を試して、快適にMacBook Proを使用できるようにしましょう。


コメント