OBS Studioをインストールした際に、特にWindows 10 64bit環境で発生するエラーについての悩みはよく聞かれます。特に、「プロシージャエントリポイントD2D12SerializeVersionedRootSignatureが見つかりません」や、「プロシージャエントリポイントIsWow64Process2が見つかりません」といったエラーメッセージが表示される場合、これを解決するためにはいくつかの方法があります。
OBS Studioのエラーが発生する原因
これらのエラーメッセージは、主にOBS Studioが必要とする特定のライブラリやコンポーネントが正しく動作していないことが原因です。Qt6Gui.dllやobs.dllといったファイルが正常に機能しない場合、これらのエラーが発生することがあります。
また、これらのエラーは、MicrosoftのVisual C++ランタイムや、Windowsの更新プログラムが関係している可能性もあるため、原因を特定するためにいくつかの手順を試すことが必要です。
OBS Studio起動エラーの解決方法
OBS Studioを正常に動作させるために、まず試すべき方法は以下の通りです。
- Visual C++ Redistributableの再インストール: 最新バージョンのVisual C++ Redistributableを再インストールしてみてください。特に、2015年版から2022年版の両方をインストールすることをおすすめします。
- Windows Updateの確認: 最新のWindows更新プログラムが適用されていない場合、DLLエラーが発生することがあります。設定 > 更新とセキュリティ > Windows Updateから、すべての更新を適用してください。
- OBS Studioの再インストール: OBS Studioを完全にアンインストールし、その後最新バージョンをインストールし直すことで、エラーが解決する場合があります。
その他の解決策とチェックポイント
それでも問題が解決しない場合、以下の追加の対策も試してみてください。
- ドライバの更新: 特にグラフィックドライバが古い場合、OBS Studioが正常に動作しないことがあります。グラフィックカードのドライバを最新のバージョンに更新してください。
- 依存ファイルの修復: Qt6Gui.dllやobs.dllのファイルが破損している場合、修復が必要です。これらのDLLファイルを手動で再インストールするか、システムファイルチェッカー（SFC）を使用して修復を試みましょう。
- セキュリティソフトの影響: セキュリティソフトがOBS Studioを誤ってブロックすることがあります。セキュリティソフトの設定でOBS Studioを例外として登録してみてください。
まとめ
OBS Studioを起動する際に発生するエラーは、主にライブラリやドライバ、システムファイルの不具合に起因することが多いです。上記の手順を順番に試すことで、問題を解決できることがほとんどです。特に、最新のVisual C++ RedistributableやWindows Updateを適用することが重要です。それでも問題が解決しない場合は、OBS Studioをアンインストールして再インストールし、依存ファイルの修復を行うと良いでしょう。
コメント