Microsoft Office 2021でWordを使用している際に、.doc拡張子のファイルがメモ帳のアイコンで表示され、毎回「プログラムから開く」を選ばないと開けないという問題が発生することがあります。この記事では、この問題の原因と解決策について、わかりやすく解説します。
.docファイルがメモ帳アイコンで表示される原因
.doc拡張子のファイルがメモ帳アイコンで表示される主な原因は、Windowsがそのファイル形式をWordではなく、メモ帳で開く設定になっている場合です。通常、Word文書は自動的にWordアイコンとして表示され、ダブルクリックするだけで開くことができますが、設定に問題があると、このような状況が発生します。
この問題は、主にファイルの関連付けが間違っていることが原因です。Wordのインストールや再インストール後、.docファイルの関連付けがWordに戻っていないことがあります。
ファイルの関連付けを修正する方法
この問題を解決するためには、.docファイルの関連付けをWordに設定し直す必要があります。以下の手順で、簡単に修正できます。
- まず、.docファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「全般」タブで、「プログラム」セクションを見つけ、「変更」をクリックします。
- 「アプリケーションの選択」ウィンドウが開くので、「Microsoft Word」を選びます。
- 「常にこのアプリを使って.docファイルを開く」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
これで、今後は. docファイルがWordのアイコンで表示され、ダブルクリックすることで直接開けるようになります。
再インストール後に関連付けが戻らない場合の対処法
Wordを再インストールした後に、関連付けがうまく戻らない場合があります。この場合、手動で関連付けを修正する必要があります。
手順は以下の通りです。
- 「設定」>「アプリ」>「既定のアプリ」を開きます。
- 「ファイルの種類ごとの既定のアプリを選ぶ」をクリックし、.docの項目を見つけます。
- .docに対する既定のアプリを「Word」に設定します。
この手順で、再インストール後の関連付け問題を解消できることがあります。
他の拡張子(.docx)も問題なく開ける理由とその違い
通常、.docファイル以外の拡張子(例えば.docx)は、Wordで正しく開くことができるはずです。この違いは、.docと.docxのファイルフォーマットの違いにあります。.docは古いバージョンのWordのファイル形式であり、.docxはより新しい形式です。
そのため、.docxファイルには関連付けが自動的に正しく設定されることが多く、.docファイルでのみ問題が発生する場合があります。
まとめ:Wordで.docファイルのアイコンと関連付けを修正する方法
Wordで.docファイルをメモ帳アイコンで表示される問題は、ファイルの関連付けを修正することで簡単に解決できます。手動で関連付けを修正し、今後はWordアイコンをダブルクリックするだけで直接開けるようになります。
これで、毎回「プログラムから開く」を選択する手間が省け、スムーズに作業を進めることができるようになります。再インストール後の設定問題が解消されない場合も、設定を手動で変更することで解決できます。


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