Wordの差し込み印刷でExcelの時間から特定の時間を引き、結果として新しい時間を表示する方法について解説します。例えば、Excelに「11:10」と記載されている時間から「0:50」を引いて、Wordに「10:20」と表示させる方法です。
差し込み印刷で時間の計算を行うために
差し込み印刷では、通常、{MERGEFIELD} コマンドを使ってExcelのデータをWordに挿入します。しかし、時間に対する計算(例えば、時間の引き算)を行う場合、少し工夫が必要です。
まず、Excel側で計算を行う必要があります。Excelのセルで時間の引き算を行い、その結果を差し込む方法が一つです。この方法を使うと、差し込み印刷の際に時間の差引計算を自動的に行い、結果として表示されます。
Excelでの時間計算の準備
Excelで「11:10」のような時間から「0:50」を引く方法は簡単です。例えば、セルA1に「11:10」と入力し、セルB1に「0:50」と入力したとします。セルC1に「=A1-B1」と入力することで、「10:20」が計算されます。
これで、時間の差引計算がExcel内で正しく行われます。この状態で、ExcelファイルをWordの差し込み印刷のデータソースとして使用します。
差し込み印刷でのMERGEFIELDの使用
Wordで差し込み印刷を行う際、MERGEFIELDを使ってExcelのデータを挿入します。差し込むフィールドとして、先ほどExcelで計算した時間(例えば「10:20」)が正しく表示されるように設定します。
具体的には、差し込み印刷を設定する際、挿入したい場所にカーソルを置き、「差し込み印刷」タブから「フィールドの挿入」→「MERGEFIELD」を選択し、計算結果を表示させます。
トラブルシューティング:計算結果が表示されない場合
もし差し込み印刷で計算結果が表示されない場合、Excelのデータが正しく認識されていない可能性があります。まずは、Excelのセルの形式が「時間」や「数値」として正しく設定されていることを確認してください。
また、Word側で「フィールドコード」を確認し、{MERGEFIELD} の後に計算式が正しく表示されているかを確認します。もし問題が解決しない場合、差し込み印刷のフィールドコードを手動で編集して、計算結果が表示されるように調整します。
まとめ
Excelの時間を差し込み印刷で調整するためには、Excel側で時間の計算を行い、その結果を差し込み印刷でWordに表示させる方法が有効です。Excelで時間の差引計算を行った後、そのデータをMERGEFIELDを使ってWordに挿入することで、求める結果を得ることができます。
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