Windows 10を初期化した後、画面が真っ暗になり、グルグルのマークが何時間も続いてしまうという問題に直面することがあります。このような状況では、初期化作業自体が正常に完了しなかった可能性があります。本記事では、このような問題が発生した際の対処法を紹介します。
問題の概要と原因
初期化後に画面が真っ暗になり、グルグルが続く問題の原因にはいくつかの可能性があります。例えば、ドライバーの問題や、インストールされているアップデートの不具合、あるいはハードウェアに関連するトラブルが考えられます。
特に、Windowsの初期化後に「初期設定が終わらない」状態が続く場合、何らかの理由でシステムの設定が完了していない可能性があります。これにより、PCが再起動を繰り返し、最終的に真っ暗な画面が表示されることになります。
最初に試すべき基本的な対処法
問題が発生した際に最初に試すべき方法は、PCを再起動することです。再起動を行うことで、一時的なシステムの不具合を解消できる場合があります。
再起動が効果がない場合、次に試すべき方法は、Windowsのセーフモードで起動することです。セーフモードは、Windowsを最低限のドライバーと設定で起動し、トラブルシューティングを行うためのモードです。
セーフモードでの起動方法
セーフモードで起動するための手順は以下の通りです。
- PCの電源を切ります。
- 電源を入れてすぐに「F8」または「Shift + F8」を押し、セーフモードのオプションが表示されるまで繰り返し押します。
- 「セーフモード」を選択し、Enterキーを押します。
- セーフモードで起動したら、表示されるオプションで「システムの復元」や「ドライバーの更新」などを試みることができます。
これでセーフモードに入れた場合、さらに詳細なトラブルシューティングが可能になります。もしセーフモードに入れない場合は、次の方法を試してみてください。
Windowsの修復ツールを使用する
Windows 10には、システムの問題を修復するための「Windows 回復環境(WinRE)」が搭載されています。この環境では、システムを修復するためのツールがいくつか用意されています。
Windows 回復環境に入る方法は以下の通りです。
- PCの電源を切り、再度電源を入れてから、起動時に「F11」キーを押し続けます。
- 「トラブルシューティング」オプションが表示されるので、「詳細オプション」を選択します。
- 「スタートアップ修復」や「システムの復元」などのオプションを選び、指示に従って修復を試みます。
これにより、Windowsが自動的にシステムの修復を行い、問題を解決できる可能性があります。
ハードウェアに問題がある場合の対処法
ソフトウェアの問題でなく、ハードウェアに問題がある場合も考えられます。特に、古いハードディスクや不安定なメモリが原因で問題が発生している可能性もあります。この場合、ハードウェアの診断ツールを使用して、PCの状態を確認することが必要です。
また、ハードディスクやメモリの交換を試みることで、問題が解決する場合もあります。もしハードウェアに関する知識がない場合は、PCの専門家に相談することをお勧めします。
まとめ
Windows 10の初期化後に画面が真っ暗になり、グルグルが続く問題は、ソフトウェアやハードウェアの問題が原因で発生することがあります。まずは、PCを再起動したり、セーフモードでの起動を試みることが重要です。それでも解決しない場合は、Windowsの修復ツールや、ハードウェアのチェックを行いましょう。問題の根本原因を特定し、適切な対処を行うことで、PCの正常な動作を取り戻すことができます。
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