誤って削除したデータを自分で復旧する方法【Windows編】

会社で作業中にデータを誤って削除してしまうと、大変な状況に陥ることがあります。しかし、IT部署に依頼するのが難しい場合でも、自分でデータを復旧する方法はあります。ここでは、Windowsパソコンで削除したデータを復元するための方法を紹介します。

削除したデータが完全に消える前に確認すべきこと

まず、データを誤って削除した場合、完全に消えてしまったわけではない可能性があります。削除されたファイルは、通常「ごみ箱」に一時的に保管されているので、まずはごみ箱を確認しましょう。

ごみ箱にファイルがあれば、右クリックして「復元」を選択することで簡単に復元できます。しかし、もしごみ箱からも削除された場合、他の方法を試す必要があります。

インターネットには、削除したデータを復元するための無料・有料ツールがいくつかあります。これらのツールは、削除されたデータをスキャンし、復元できる可能性のあるファイルを検出します。代表的なものとして、以下のツールがあります。

これらのツールを使う際は、復元したいドライブをスキャンし、ファイルが見つかった場合は、別のドライブに保存することをおすすめします。

もし事前にバックアップを取っていた場合は、バックアップからデータを復元することが最も簡単で確実な方法です。Windows 10には「ファイル履歴」機能や「バックアップと復元」機能があります。これを使ってバックアップから復元できます。

「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」でファイル履歴を設定している場合、その履歴から削除されたファイルを戻すことが可能です。

データを復元した後は、以下の点に注意してください。

復元したデータの整合性を確認：復元したファイルが正常に開けるか、破損していないか確認してください。
バックアップを見直す：今後のために定期的にバックアップを取る習慣をつけておくことをおすすめします。
パソコンのパフォーマンス：復元ツールやバックアップから復元したデータがシステムに影響を与えることがありますので、動作に問題がないかチェックしておきましょう。