Blenderでオブジェクトを分離した後、ソリッド化を試みたところ、選択したオブジェクトとは別のオブジェクトがソリッド化されてしまう問題に直面することがあります。この記事では、なぜこのようなことが起こるのか、そしてどのように解決できるのかを詳しく解説します。
ソリッド化の基本的な操作
まず、Blenderで「ソリッド化」とは、オブジェクトに厚みを加える操作のことです。この操作を行うことで、平面のオブジェクトに3Dの厚みが加わり、立体的な形状にすることができます。通常、オブジェクトを選択し、「モディファイア」タブから「Solidify」を適用することで実行できます。
別のオブジェクトがソリッド化される原因
「選択したオブジェクトとは別のオブジェクトがソリッド化される」場合、以下のような原因が考えられます。
- オブジェクトの選択ミス: 複数のオブジェクトが選択されている場合、意図しないオブジェクトにモディファイアが適用されることがあります。
- モディファイアの適用対象: モディファイアが異なるオブジェクトに適用されている場合も、予期しない動作が発生します。
- オブジェクトのリンク: 別々に見えるオブジェクトでも、同じオブジェクトデータを共有している場合、変更が全てに適用されてしまうことがあります。
問題の解決方法
この問題を解決するためには、以下の手順を試してみてください。
- オブジェクトを個別に選択: ソリッド化を適用するオブジェクトのみを選択し、Ctrl + L(リンクの選択)を使って誤って選択されているオブジェクトを解除しましょう。
- モディファイアの適用対象を確認: 「モディファイア」タブで、モディファイアがどのオブジェクトに適用されているかを確認し、意図しないオブジェクトに適用されている場合は削除または修正してください。
- オブジェクトデータを分離: もしオブジェクトデータを共有している場合、Shift + Ctrl + Alt + Cで「オブジェクトデータの分離」を選択し、異なるオブジェクトとして独立させることができます。
まとめ
Blenderで「ソリッド化」操作を行っている際に、選択したオブジェクトとは異なるオブジェクトがソリッド化される原因は、オブジェクトの選択ミスやモディファイアの適用対象の間違い、オブジェクトデータの共有などが考えられます。これらを確認・修正することで、意図した通りに操作を進めることができます。


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