Excelを使って、個数に基づく価格計算を行う際に便利な関数を作成する方法について解説します。特に、価格変更後の計算式の修正方法に焦点を当て、具体的な関数の調整方法をステップごとに説明します。価格設定が変更された場合に、どの部分を修正すれば良いのかを理解することができます。
価格設定の変更内容とその影響
価格設定の変更に伴い、以前の関数では合計金額を正確に計算できません。以下は、新しい価格設定に基づく計算方法です。
- 10個以下の場合:26,000円
- 11個以上〜50個以下の場合:26,000円に超過個数10個ごとに13,000円を加算
- 51個以上〜100個以下の場合:78,000円に超過個数10個ごとに10,000円を加算
- 101個以上の場合:128,000円に超過個数20個ごとに7,000円を加算
これに基づいて、元の関数をどのように修正すべきかを次に示します。
元の関数の分析
最初の関数は、次のような計算式を使用していました。
=SUMPRODUCT(SUM((AA12>={1,1,51,101})*{0,23,8,57})+INT((AA12-1)/10/(1+(AA12>100)))*SUM((INT((AA12-1)/10)>={0,1,5,10})*{23,-12,-2,-3}))*1000
この関数では、個数の範囲に応じて段階的に加算する仕組みでした。価格が変更された場合、この関数内の数値を新しい設定に合わせて変更する必要があります。
新しい価格設定に合わせた関数の修正
新しい価格設定に対応するには、次のように関数を修正します。
=SUMPRODUCT(SUM((AA12>={1,1,51,101})*{0,26,10,66})+INT((AA12-1)/10/(1+(AA12>100)))*SUM((INT((AA12-1)/10)>={0,1,5,10})*{26,-13,-10,-7}))*1000
この修正後の関数では、個数が10個以下の場合に26,000円、11個以上〜50個の場合に13,000円を超過個数10個ごとに加算、51個以上〜100個の場合に10,000円を加算、そして101個以上の場合には7,000円を加算するようになっています。
関数の動作確認と調整方法
修正後の関数を使用して計算を行った際に、適切な結果が得られているか確認しましょう。計算が正しく行われていることを確かめるためには、いくつかの個数で試算してみることが重要です。
例えば、11個の場合は33,000円、21個の場合は52,000円、51個の場合は78,000円に超過分が加算されるべきです。計算結果が期待通りであれば、関数は正しく設定されています。
まとめ:Excel関数の調整方法
価格設定が変更された場合、元のExcel関数を新しい条件に合わせて修正することができます。関数内の数値を適切に変更することで、複雑な価格計算を効率的に行うことができます。
新しい価格設定に基づく関数を設定した後は、計算結果をしっかりと確認し、必要に応じてさらに調整を加えることが大切です。これにより、正確な価格を自動的に算出することができます。


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