RVC Web UIを使用している際に、モデルデータを読み込む際にエラーが発生する問題について、特に「TypeError: __init__() takes 19 positional arguments but 20 were given」というエラーが発生する場合の解決方法について解説します。具体的には、RVCのバージョン不一致や、indexファイルの扱い方に関する問題です。
1. エラーメッセージの意味と原因
エラーメッセージ「TypeError: __init__() takes 19 positional arguments but 20 were given」は、主にPythonのバージョン不一致や、利用しているモデルデータとWeb UIのバージョンが異なる場合に発生します。RVC Web UIのバージョンと使用しているモデルデータの作成時期が異なることが原因で、引数の数が一致しないことが問題となります。
RVC V2モデルを使用している場合、Web UIのバージョンが一昨年10月に更新されたものと、モデルデータの作成日が一昨年9月であると、バージョン不一致によるエラーが発生する可能性があります。
2. indexファイルの扱いについて
RVCのモデルデータには通常、indexファイルが含まれていますが、これが必ずしも必要なわけではありません。エラーメッセージの原因となっている場合、indexファイルを削除しても問題ないことがあります。
「indexファイルはなくても構わない」とのアドバイスを参考に、logsフォルダからindexファイルを削除しても、Web UIが自動的にindexファイルを読み込もうとする場合があります。この場合、indexファイルがないとエラーが発生するため、不要なindexファイルを削除した後でも、Web UIの設定を見直す必要があります。
3. バージョン不一致による問題の解決方法
RVCのバージョン不一致を解決するためには、Web UIとモデルデータのバージョンを一致させることが最も効果的です。もし、Web UIが古いバージョンであれば、最新版にアップデートすることで、エラーが解消されることがあります。
最新のRVC Web UIに更新する方法については、公式のリリースノートやインストールガイドを確認し、手順に従ってアップデートを行ってください。また、モデルデータが特定のバージョンに依存している場合は、そのバージョンをWeb UIと合わせて使用することが推奨されます。
4. MMVCの影響について
質問の中で触れられている「天王洲アイル氏のMMVC」の方法についてですが、MMVCはリアルタイム変換を目的とした技術であり、RVC Web UIとは異なる用途を持っています。MMVCを使う場合、特定の設定や手順が必要ですが、Web UIでの使用には直接的な影響はありません。
RVC Web UIでの使用を目的としているのであれば、MMVCの設定を無視しても問題はありませんが、MMVCを使う場合にはそれに必要な別の設定を行う必要がある点に注意してください。
5. まとめ
RVC Web UIでモデルデータを使用する際に発生するエラーは、主にバージョン不一致やindexファイルの問題が原因です。これらを解決するためには、Web UIのアップデートや、不要なindexファイルの削除を試みることが有効です。また、MMVCの設定はWeb UIとは別の技術であるため、Web UI使用時には無視して問題ありません。これらの対応策を試して、スムーズにモデルデータを使用できるようにしましょう。


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