Fedora 35でVNCサーバーの同時接続ユーザー数制限を解除する方法

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Fedora 35でVNCサーバーを設定しているときに、ユーザーが3人までは問題なく接続できるが、4人目以降が接続できないという問題に直面することがあります。この記事では、Fedora 35のVNCサーバーの設定方法と、同時接続数を制限している可能性のある設定について解説します。

Fedora 35でVNCサーバーの設定を確認

Fedora 35でVNCサーバーを設定する際、基本的な設定方法は、Server Worldなどのチュートリアルを参考にすることが一般的です。通常、VNCサーバーはユーザーごとにXサーバーを起動し、各ユーザーがリモート接続できるように設定されます。しかし、3人以上のユーザーが接続できない場合は、サーバー設定や制限が影響している可能性があります。

まず、設定ファイルを確認し、制限がないか、設定ミスがないかをチェックする必要があります。

同時接続数の制限を確認

Fedora 35では、VNCサーバーの設定において同時接続数を制限するオプションがあります。この制限は、システムのリソースやセッション管理の観点から設定されていることがあり、デフォルトで最大接続数が3に設定されている場合もあります。

具体的には、VNCサーバーの設定ファイル(例えば、`/etc/sysconfig/vncservers`)を確認し、`MAX_VNC_CLIENTS`や`vncserver_args`の設定項目に制限がかかっていないかをチェックしてください。もし制限が設定されている場合、その値を変更することで、同時接続数を増やすことができます。

セッション管理と接続数の設定

Fedora 35では、`/etc/X11/xorg.conf`や`/etc/vnc.conf`などの設定ファイルにセッション数や接続制限に関する設定が含まれていることがあります。これらのファイルで設定されている`max_sessions`や`MaxClients`の項目が制限をかけている可能性があります。

これらの設定を確認し、必要に応じて値を変更することで、4人以上の同時接続が可能になります。また、VNCサーバーを設定している場合、`tigervnc`や`x11vnc`などのVNCサーバーパッケージがインストールされているかも確認してください。

ログやエラーメッセージの確認

接続できないユーザーがいる場合、VNCサーバーのログにエラーメッセージや警告が出力されている可能性があります。ログファイルは通常、`/var/log/`ディレクトリ内の`/var/log/messages`や`/var/log/vncserver.log`に保存されます。これらのログを確認することで、接続に関する問題を特定する手がかりが得られます。

例えば、接続の最大数に達している場合や、ユーザーアカウントに関連する問題が発生している場合、ログにその旨が記録されていることがあります。

まとめ

Fedora 35でVNCサーバーを使用する際、同時接続数の制限が原因で4人目以降の接続ができないことがあります。この問題を解決するには、VNCサーバーの設定ファイルで制限を解除したり、セッション管理の設定を見直す必要があります。また、ログファイルを確認して、他の問題がないかをチェックすることも重要です。

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