MacでAirDropを使用してiPhoneからファイルを受け取った際、通常は受け取ったファイルがFinderに自動的に移動します。しかし、場合によってはそのファイルをFinderに表示せず、画面右上の通知だけで済ませたいことがあります。この記事では、AirDropを受信する際にFinderに移動せず、通知のみ表示する設定方法を解説します。
1. AirDropとは?
AirDropは、Apple製のデバイス間でファイルを簡単に送受信できる機能です。iPhoneやMac、iPadなどのApple製デバイス同士で、Wi-FiやBluetoothを使用してファイルをワイヤレスで転送することができます。
AirDropを利用すると、メールやクラウドストレージを使わなくても、簡単にファイルを転送できるため、非常に便利ですが、デフォルトでは送信したファイルがMacのFinderに自動で保存されます。
2. Finderにファイルを移動せずに通知のみを表示する設定
MacでAirDropを受信した際、ファイルがFinderに移動せず、通知だけを表示する方法は、macOSの設定で管理できます。以下の手順で設定を変更してみましょう。
- まず、Macの「システム設定」を開きます。
- 次に、「通知と集中モード」を選択します。
- 左側のリストから「AirDrop」を選び、通知の設定を「バナー」や「アラート」に変更します。
- この設定を変更すると、AirDropでファイルを受信した際に、Finderに自動で保存されることなく、通知だけが表示されます。
これで、AirDropの通知だけが表示され、Finderにファイルが移動しないようにできます。
3. Finderに移動しないようにする理由とは?
Finderにファイルが移動しないようにする理由は様々です。例えば、複数のデバイスを使用していて、受け取ったファイルを一時的に保存したくない場合などがあります。特に、ファイルが自動的に保存されると、後で整理するのが面倒になることもあります。
通知のみで済ませることで、受け取ったファイルがMac上に保存されることなく、必要に応じてその場で確認できるため、整理を意識せずにすぐに使いたいファイルを受け取ることができます。
4. 注意点とその他の設定
通知のみ表示する設定にしても、受信したファイルをどこに保存するかは管理できます。もし後からそのファイルをMacに保存したい場合は、通知から直接ファイルを開いて、保存先を指定することができます。
また、AirDropの受信設定自体を変更して、受け取る相手を制限することも可能です。これにより、知らない人からのファイル受信を防ぐことができます。受信設定は「システム設定」→「一般」→「AirDrop」で調整できます。
5. まとめ:AirDrop受信時の通知設定で便利に使おう
MacでAirDropを受け取った際に、Finderに移動せず通知のみ表示する方法を紹介しました。この方法を活用することで、不要なファイルがMacに自動保存されることを避け、効率的にAirDropを活用することができます。
また、AirDropの受信設定を適切に管理すれば、受信するファイルや相手を制限することもでき、セキュリティを保ちながら快適に使用できます。
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