Windows 11にアップグレード後、MS-IMEの予測変換候補が以前と異なる、あるいは見慣れない候補が表示されるようになったと感じるユーザーが増えています。これは、Microsoft IMEがクラウドベースの予測変換機能「クラウド候補」を導入したためです。この記事では、その仕組みと設定方法について詳しく解説します。
クラウド候補とは?
クラウド候補は、Microsoftが提供するオンライン辞書や検索エンジン(Bingなど)を活用して、ユーザーの入力に対して適切な変換候補をリアルタイムで表示する機能です。これにより、流行語や新しい単語など、従来の辞書に登録されていない語句もスムーズに変換できるようになります。
クラウド候補が有効になっているとどうなるか?
クラウド候補が有効になっていると、以下のような変化が見られます。
- 新しい単語や流行語の変換精度が向上:インターネット上で頻繁に使用される語句が候補として表示されやすくなります。
- 見慣れない候補が表示されることがある:個人の入力履歴に基づかない候補が表示されることがあります。
- 変換候補に「☁」アイコンが表示される:クラウドから取得された候補には、雲のアイコンが付与されます。
クラウド候補を無効にする方法
もし、クラウド候補が不要だと感じる場合、以下の手順で無効にすることができます。
- IMEの設定を開く:タスクバーのIMEアイコン(「A」または「あ」)を右クリックし、「設定」を選択します。
- 「全般」設定に進む:Microsoft IMEの設定画面で「全般」をクリックします。
- クラウド候補を無効にする:画面をスクロールし、「予測入力サービスを使用する」の項目で「クラウド候補」を「オフ」に設定します。
これで、クラウド候補が無効化され、従来のローカル辞書に基づいた変換候補が表示されるようになります。
まとめ
Windows 11のMS-IMEでは、クラウド候補機能により、より多様な変換候補が表示されるようになりました。これは、ユーザーの入力体験を向上させるための機能ですが、個々のニーズや好みによっては、無効にすることも可能です。自分に合った設定を見つけて、快適な入力環境を整えましょう。
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