Word 2019でひらがなモードで小文字を入力した際に「トゥ」が変換されるのに、大文字で入力すると「TOLU」になってしまう場合、いくつかの原因と解決策が考えられます。本記事ではその原因と、設定方法を詳しく解説します。
「トゥ」が変換されない原因とは?
「トゥ」という日本語の表記は、通常、ひらがなモードで入力した場合に自動的に変換されます。しかし、大文字で入力する場合は、文字の変換規則が異なります。この違いが原因で、「T→O→L→U」と入力しても「TOLU」と変換されてしまうのです。
実際、ひらがなモードで小文字を入力した場合、Microsoft IME(日本語入力システム)は「トゥ」を変換候補として表示しますが、大文字の場合、変換リストに「トゥ」が表示されないことがあります。これが「TOLU」という結果につながります。
Wordの設定を確認する
まず最初に確認したいのは、Word 2019の日本語入力設定です。特に、IME(日本語入力システム)の設定で、「小文字・大文字の入力設定」が適切であるかを確認しましょう。
また、特定の変換候補が表示されない場合、IMEの辞書に問題があることも考えられます。その場合、IMEの辞書設定をリセットしたり、辞書を更新したりすることが解決策になります。
変換を手動で補完する方法
もし上記の設定変更を行っても解決しない場合、手動で変換を補完する方法があります。例えば、「TOLU」と入力した後に、変換候補を手動で選択するか、IMEのショートカット(Ctrl + Shift + F10)を使用して変換候補を表示させることで、変換が可能になります。
これにより、大文字でも「トゥ」に変換できる場合がありますが、これは手動での操作になります。
IMEのバージョンや更新の確認
Word 2019での日本語入力の挙動が変わることがあります。特に、Windows 10からWindows 11へのアップデートや、IME自体のバージョンによっても動作が異なる場合があります。IMEが最新バージョンでない場合は、Microsoftの公式サイトから最新のアップデートをインストールすることをお勧めします。
まとめ
「T→O→L→U」と入力して「トゥ」に変換されない場合の原因としては、IMEの設定や辞書に起因するものが多いです。IMEの設定を確認し、辞書をリセットまたは更新することで解決できることがほとんどです。もし解決しない場合、手動で変換を補完する方法もあります。いずれの方法でも、使い勝手を改善できるかと思います。

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