この質問では、整数値1104260080を32ビット浮動小数点数(IEEE 754)として表現し、16進数で示す方法を解説します。浮動小数点数の表現方法や変換の基本を理解することで、この問題を解決する手順がわかります。
IEEE 754 浮動小数点数の基本
32ビットの浮動小数点数は、IEEE 754規格に基づいて次の3つの部分に分かれています。
- 符号ビット(1ビット)
- 指数部(8ビット)
- 仮数部(23ビット)
これらのビットを使って、数値を浮動小数点の形式で表現します。変換の際には、まず元の整数値を二進数に変換し、その後正規化して指数と仮数を求めます。
手順1: 整数1104260080を二進数に変換
最初に、1104260080を二進数に変換します。この数を二進数で表すと、次のようになります。
1104260080 = 100000101111010010100000000000
この二進数の形式を元に、次に正規化を行います。
手順2: 正規化と指数の計算
次に、この二進数を浮動小数点形式に変換するために、最初の1を仮数部として取り出し、残りを指数部に反映させます。まず、最初の1の位置を基準として指数を計算します。
正規化後の形は次のようになります。
1.000001011110100101000000000000 × 230
したがって、指数は30であり、これを8ビットの2の補数形式で表現します。
手順3: 符号ビットと指数部の設定
符号ビットは正の数なので、符号ビットは0になります。
次に、指数部ですが、IEEE 754の形式では、バイアス値127を使って指数を格納します。指数30に127を足すと157になります。この157を8ビットに変換すると、次のようになります。
157 = 10011101
手順4: 仮数部の設定
仮数部は正規化された二進数の小数部分をそのまま23ビットに格納します。上記の正規化された数の小数部分は。
00000101111010010100000
これをそのまま仮数部として使用します。
手順5: 32ビット浮動小数点数の構成
ここで、すべてのビットを組み合わせます。
- 符号ビット: 0
- 指数部: 10011101
- 仮数部: 00000101111010010100000
これを合わせると、最終的な32ビットの浮動小数点数は。
0 10011101 00000101111010010100000
手順6: 16進数に変換
最後に、この32ビットの数を16進数に変換します。
0 10011101 00000101111010010100000 = 0x4A5D4000
したがって、1104260080を32ビット浮動小数点数として表現した場合、16進数での表現は「0x4A5D4000」となります。
まとめ
1104260080を32ビット浮動小数点数(IEEE 754形式)で表現し、それを16進数で示す手順について解説しました。最終的に得られた16進数は「0x4A5D4000」です。このような変換方法を理解することで、他の数値についても同様の方法で変換を行うことができます。


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