Excelでプルダウンリストを作成する際、複数の選択肢を入力するとエラーが発生することがあります。特に、「元の値はエラーと判断されます。続けますか?」というメッセージが表示され、3つ目の項目がうまく設定できない場合があります。この記事では、その原因と解決方法について説明します。
プルダウンリストのエラーが発生する原因
プルダウンリストを作成する際、1項目目や2項目目はうまく設定できても、3項目目がエラーとなることがあります。これは、プルダウンリストの選択肢に設定できる範囲に制限があるためです。特に、選択肢の数が非常に多い場合、Excelがリストを認識できなくなり、エラーが発生することがあります。
選択肢が多すぎる場合の対策
Excelでは、セル内に表示できるリストの最大項目数に制限があります。特に、3項目目に設定する選択肢が20個と多いため、この制限に引っかかる可能性があります。解決方法としては、選択肢を別のシートにまとめ、セル参照を使ってリストを作成する方法があります。
具体的には、選択肢を別のシートに入力し、その範囲を名前付き範囲として設定することができます。その後、プルダウンリストを作成する際に、名前付き範囲を参照することで、選択肢の数に制限を設けずにリストを作成することができます。
名前付き範囲を使用してリストを作成する方法
1. まず、選択肢を別のシートに入力します（例えば、シート2に「項目1」「項目2」「項目3」など）。
2. 次に、選択肢の範囲を選択し、名前付き範囲を設定します。「数式」タブから「名前の定義」を選び、範囲に名前を付けます。
3. 最後に、プルダウンリストを作成するセルを選択し、「データ」タブから「データの入力規則」を選びます。リストとして設定し、「元の値」に先ほど設定した名前付き範囲を入力します。
まとめ
プルダウンリストでエラーが発生する原因は、選択肢の数が多すぎることによるExcelの制限です。この制限を回避するためには、名前付き範囲を利用して選択肢を管理することが有効です。名前付き範囲を使うことで、リストの項目数を増やしてもエラーを回避でき、快適にExcelを利用することができます。
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