Excelで複数のセルを合計する場合、手動でセルを+で繋げる式を書くのは面倒です。この記事では、より効率的に合計を求める方法を紹介します。特に、別のブックからデータを取得する場合や、範囲を一度に指定したい場合に便利な関数を解説します。
1. SUM関数を使った効率的な合計
Excelで複数のセルを合計する場合、一番簡単で効率的な方法は「SUM関数」を使うことです。例えば、別のブックの1日~31日のデータが各A1セルに入っている場合、SUM関数を使うと、次のように簡単に合計できます。
=SUM([ブック名]Sheet1!A1:A31)この式を使うことで、範囲内の全てのセルの合計を一度に計算できます。これにより、+で繋げる手間を省くことができます。
2. 複数のブックからデータを合計する方法
もし複数のExcelファイルからデータを取得したい場合でも、SUM関数を使うことで簡単に合計できます。ファイル名を指定し、シート名とセル範囲を指定するだけです。例えば、他のファイルの「売上」シートのA1からA31までのデータを合計する場合、次のように記述します。
=SUM('[他のファイル.xlsx]売上'!A1:A31)
3. 名前付き範囲を使って式を簡潔にする
頻繁に使用するセル範囲に名前をつけておくと、さらに式が簡単になります。例えば、「1日~31日」セル範囲に「日別データ」という名前を付けた場合、次のように記述することができます。
=SUM(日別データ)
名前付き範囲を使うことで、セル範囲を覚えなくても済み、より直感的にデータを扱えます。
4. データの更新とエラーを避ける
SUM関数や名前付き範囲を使っている場合、データが変更されても自動で更新されます。また、+で繋いでいた場合のように手動で式を更新する必要もなくなり、エラーが発生するリスクも減ります。
まとめ
Excelでの複数セルの合計を効率よく行いたい場合、SUM関数や名前付き範囲を使う方法が最適です。これらの方法を使うことで、作業効率が大幅に向上し、ミスを防ぐことができます。


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