MacBook Pro 15インチの画面が黒くなり、モニターにも接続できない場合でも、データを取り出す方法はあります。特に、SSD(またはHDD)のデータを他のPCで確認したい場合、適切な手順とツールを使用することで、データを取り出すことができます。この記事では、MacBook ProのSSDを取り出して他のPCで確認する方法を詳しく説明します。
1. MacBook ProのSSDを取り出す方法
MacBook ProのSSDを取り出すには、まずMacBook Proの背面パネルを外し、内部のコンポーネントにアクセスする必要があります。MacBook Pro 15インチ(Retina)のモデルには、SSDが取り外し可能なものもありますが、設計によっては少し難易度が高くなることがあります。
以下の手順を参考にしてSSDを取り出します。
- 背面パネルを外すために、専用の精密ドライバーを使ってネジを外します。
- 内部のバッテリーを取り外す(安全のため)
- SSDに接続されているケーブルやコネクタを慎重に外します。
- SSDを取り出すために適切に取り扱い、静電気防止のためにアースをとりながら作業します。
2. SSDを他のPCに接続する方法
SSDを取り出したら、他のPCで確認するために、SSD用の変換ケーブルが必要です。これを使用することで、外部ドライブとして接続し、データを移行することができます。
以下の方法で接続できます。
- MacBook ProのSSDは通常、M.2またはPCIe接続を使用しているため、それに対応するM.2 to USB 3.0/3.1アダプタを購入します。
- 変換ケーブルを使用して、SSDを外付けのUSBドライブとして接続します。これにより、Windows PCや他のMacにデータを取り出すことができます。
- 接続後、PC側で通常の外部ストレージとして表示されるはずです。
3. データ転送と注意点
SSDが他のPCに正常に認識されたら、必要なデータをコピーしてバックアップします。しかし、Macのファイルシステム(HFS+やAPFS)により、Windows PCではそのままでは認識できないこともあります。その場合は、ファイルシステムを読み書きできるようにするために、MacDriveなどのツールを使ってアクセスする必要があります。
また、SSDに保存されたデータを移行する際には、作業中に他のファイルが削除されないように注意してください。
4. まとめ
MacBook Pro 15インチの画面が黒くなっても、SSDを取り出して他のPCに接続することでデータを救出することが可能です。SSDを取り出すには、精密ドライバーを使ってMacBook Proの内部にアクセスし、適切な変換ケーブルを使って外部PCに接続します。データの転送を行う際には、Macのファイルシステムに対応したツールを利用することが重要です。これらの手順を実行することで、貴重なデータを安全に取り出すことができます。


コメント