GoogleスプレッドシートでSUMIFS関数を使い、別のスプレッドシートからデータを集計する際にエラーが発生することがあります。特に、IMPORTRANGE関数を組み合わせる場合、式の書き方に注意が必要です。この記事では、正しい式の書き方と、発生する可能性のあるエラーについて説明します。
1. エラーの原因
質問者の式に含まれているエラーは、IMPORTRANGE関数の書き方に問題があります。具体的には、関数の引数の順番や記述方法に誤りがあり、正しい形式でないため解析エラーが発生しています。
2. 正しいSUMIFS関数の式の書き方
IMPORTRANGE関数をSUMIFS関数と組み合わせて使用するには、次の形式で記述します。
=SUMIFS(IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL","10-12!G4:G94"),IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL","10-12!B4:B94"),BK1,IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL","10-12!F4:F94"),BK2)
この式では、IMPORTRANGE関数のURL部分と範囲指定を正しく引用符で囲み、関数内の引数をカンマで区切る必要があります。これにより、別のスプレッドシートからデータを正しく取得し、条件に一致する値の合計を算出できます。
3. IMPORTRANGE関数の使い方
IMPORTRANGE関数は、別のGoogleスプレッドシートからデータをインポートするための関数です。使用する際は、インポート元のスプレッドシートのURLと、データを取得する範囲を指定する必要があります。
たとえば、”スプレッドシートのURL”の部分にはインポート元スプレッドシートのURLを、”10-12!G4:G94″の部分にはインポートしたいセル範囲を指定します。IMPORTRANGE関数を使う際には、最初にスプレッドシートがリンクされていない場合、アクセス許可を与える必要があります。
4. よくあるエラーとその解決方法
IMPORTRANGE関数やSUMIFS関数で発生するエラーには、次のようなものがあります。
- アクセス許可のエラー: 最初にIMPORTRANGE関数を使うとき、データ元スプレッドシートのアクセス許可を求められます。リンクを確認して許可を与えましょう。
- 範囲指定の誤り: 範囲指定が正しくないと、エラーが発生します。範囲指定はスプレッドシートのシート名とセル範囲を正確に指定してください。
- カンマと引用符の使い方: 引数はカンマで区切り、文字列やURLは引用符(”)で囲む必要があります。
5. まとめ
SUMIFS関数とIMPORTRANGE関数を組み合わせて別のスプレッドシートからデータを取得する際は、関数の記述方法に注意しましょう。関数の引数や範囲指定を正しく書き、IMPORTRANGE関数にアクセス許可を与えることで、スプレッドシートのデータを正しく集計できます。


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