ダヴィンチリゾルブ20をインストールした際に、NVIDIAドライバーがCUDA 12をサポートしていないというエラーメッセージが表示された場合、どのドライバーを更新すればよいかを迷うことがあります。この記事では、ダヴィンチリゾルブでCUDAを利用するためのドライバー更新方法と、最適なドライバー選びについて解説します。
CUDAとOpenCLの違いとは?
ダヴィンチリゾルブは、グラフィックカードのパフォーマンスを活用して処理を高速化するために、CUDA(NVIDIAの技術)やOpenCL(汎用的な技術)を使用します。CUDAは、NVIDIA製のGPUに特化しており、高速で効率的な処理が可能です。一方、OpenCLは、他のメーカーのGPUにも対応しているため、汎用性があります。
「CUDA 12をサポートしていない」というエラーが出た場合、NVIDIAのドライバーが古い可能性が高いため、ドライバーの更新が必要です。
NVIDIAドライバーの選び方
NVIDIAのドライバーには、主に「ゲーマー向け」、「スタジオ向け」、「デスクトップ向け」の3種類があります。それぞれの違いを理解し、目的に合ったドライバーを選ぶことが大切です。
- ゲーマー向けドライバー: ゲームのパフォーマンスを重視したドライバーで、最適化が施されています。
- スタジオ向けドライバー: グラフィック制作や映像編集、3Dレンダリングなど、クリエイティブな作業に最適化されたドライバーです。ダヴィンチリゾルブのようなプロフェッショナル向けアプリケーションには、こちらのドライバーが最適です。
- デスクトップ向けドライバー: 一般的な用途に向けたドライバーで、ゲームやグラフィック編集以外の使用に向いています。
スタジオ向けドライバーのインストール方法
ダヴィンチリゾルブでCUDAを利用するためには、「スタジオ向けドライバー」をインストールするのが最適です。以下の手順でインストールできます。
- まず、NVIDIAの公式サイトにアクセスします。
- 「ドライバーのダウンロード」セクションから、使用しているGPUに対応した「スタジオ向けドライバー」を選択します。
- ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行して指示に従い、ドライバーをインストールします。
- インストールが完了したら、PCを再起動して、新しいドライバーが適用されるようにします。
OpenCLモードでの使用方法
もし、NVIDIAドライバーを更新してもCUDAが使えない場合、ダヴィンチリゾルブで「OpenCL」を手動で選択して使用することができます。OpenCLモードでは、CUDAに比べて処理速度が遅くなることがありますが、安定した動作をすることができます。
OpenCLモードに変更する方法は、ダヴィンチリゾルブの設定画面から「デバイス設定」や「GPU設定」に進み、そこから「OpenCL」を選択することで使用可能です。
まとめ
ダヴィンチリゾルブでCUDAを利用するためには、NVIDIAの「スタジオ向けドライバー」をインストールするのが最適です。ドライバーを更新し、正しい設定を行うことで、より高いパフォーマンスを発揮することができます。また、CUDAが利用できない場合は、OpenCLを手動で選択することで、安定した動作が可能です。


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