SQL Serverのバージョンアップを考えている方にとって、ライセンスの移行が気になるポイントです。特に、SQL Server 2012 から SQL Server 2019 へのアップグレードの際、現在使用しているライセンスがそのまま使えるかどうかについての疑問が多く寄せられています。
SQL Server 2012 から 2019 へのアップグレードとライセンスの関係
SQL Server 2012からSQL Server 2019へのバージョンアップを行う際、ライセンスの取り扱いについては特定の条件があります。一般的に、Microsoftのライセンスは製品のバージョンに依存するため、アップグレード後には新たにライセンスを購入する必要がある場合があります。
そのため、SQL Server 2019のライセンスは、SQL Server 2012のものをそのまま使用することはできない可能性が高いです。ただし、エンタープライズ契約やSA(ソフトウェアアシュアランス)プランに加入している場合、特定のアップグレード権が付帯していることがあり、その場合はSQL Server 2019に無償でアップグレードできる場合があります。
ライセンスの種類とアップグレードの条件
Microsoft SQL Serverのライセンスには大きく分けて、Per CoreライセンスとClient Access License (CAL)ライセンスがあります。これらのライセンスは、アップグレード時にどのように適用されるかが異なります。
- Per Coreライセンス: コア数に基づくライセンスです。このライセンスでは、基本的に新しいバージョンにアップグレードする際、再度ライセンスの購入が必要です。
- CALライセンス: サーバーに接続するクライアント数によるライセンスです。この場合も新しいバージョンにアップグレードする際にライセンスの再認証や購入が必要になる場合があります。
アップグレードの際の注意点
SQL Serverのバージョンアップにおいて注意すべき点は、ライセンスだけでなく、移行の計画も重要です。データベースの移行、アプリケーションの互換性確認、新機能の確認など、アップグレードに伴う作業が発生します。
また、SQL Server 2019には新機能やパフォーマンス改善が含まれているため、それらを最大限に活用するためには、ライセンスやサポートの確認が欠かせません。
まとめ
SQL Server 2012から2019へのアップグレードに際して、現在のライセンスがそのまま使用できるかは契約内容によります。基本的には新しいライセンスの購入が必要な場合が多いですが、ソフトウェアアシュアランスプランや特定の契約があれば無償アップグレードが可能な場合もあります。アップグレード前にライセンスの確認を行い、必要な手続きを踏むことが重要です。
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