Excelで項目ごとの合計を求めたい場合、SUMIF関数を使うことが一般的です。しかし、施設数が多くなると、1つずつSUMIF関数を使うのは大変ですよね。この記事では、効率的に項目ごとの合計を計算する方法を紹介します。
1. SUMIF関数の基本的な使い方
まずはSUMIF関数の基本的な使い方から説明します。SUMIF関数は、指定した条件に一致するセルの合計を求める関数です。例えば、ある施設の合計を求めたい場合、次のように入力します。
=SUMIF(A2:A8, "A施設", B2:B8)
この場合、A列に施設名、B列に人数が入力されていると仮定し、「A施設」の合計を求めることができます。しかし、施設ごとに関数を使わなければならないため、施設数が多くなると手間がかかります。
2. 複数の施設の合計を一気に求める方法
施設が多くなると、個別にSUMIF関数を使うのは面倒です。そこで、効率的に合計を求める方法として、ピボットテーブルを活用する方法があります。ピボットテーブルを使うと、複数の条件に基づいて簡単に集計ができます。
ピボットテーブルの作成方法
1. データを選択します(施設名と人数の列)。
2. 「挿入」タブから「ピボットテーブル」を選択します。
3. ピボットテーブルのフィールドで、「施設名」を行、「人数」を値にドラッグします。
これで、施設ごとの合計が一気に計算されます。施設ごとの合計が簡単に見える化されるため、大量のデータを扱う際にも便利です。
3. 他の方法: SUMPRODUCT関数
さらに、SUMPRODUCT関数を使っても合計を求めることができます。SUMPRODUCTは、条件を満たすセルを複数の範囲で指定し、合計を計算する関数です。例えば、次のように使います。
=SUMPRODUCT((A2:A8="A施設")*(B2:B8))
この関数では、A列が「A施設」の行の人数をB列から合計します。SUMIF関数よりも少し難易度が高いですが、条件が複数ある場合には便利です。
4. まとめ
Excelで項目ごとの合計を求める方法には、SUMIF関数やピボットテーブル、SUMPRODUCT関数などがあります。施設数が多い場合にはピボットテーブルを使うと効率的に集計できるので、ぜひ試してみてください。また、必要に応じてSUMIF関数やSUMPRODUCT関数を使い分けることで、より柔軟にデータを扱うことができます。


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