Windows 11 24H2へのクリーンインストール後にWi-Fiが繋がらない問題に直面した場合、いくつかのアプローチを試みる必要があります。特に、古いハードウェア(2012年製の富士通ノートパソコンなど)を使用している場合、ドライバの互換性問題が原因であることが多いため、適切な手順を踏んで問題解決を試みましょう。
1. ドライバの確認と更新
最初に確認すべきは、Wi-Fiアダプターのドライバです。古いドライバが原因でWi-Fi接続に問題が生じることがよくあります。特に、ネットワークアダプタのドライバが最新であることを確認し、必要に応じて更新します。
ドライバの更新方法としては、デバイスマネージャーを開き、「ネットワークアダプター」の下に表示されるWi-Fiアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選びます。自動的に最適なドライバがインストールされるか、手動でダウンロードしてインストールすることができます。
2. ネットワークアダプタの再インストール
ドライバの更新がうまくいかない場合は、ネットワークアダプタを一度削除して再インストールすることも有効です。デバイスマネージャーからネットワークアダプタを選び、右クリックして「アンインストール」を選択します。その後、再起動すると、Windowsが自動的に適切なドライバを再インストールします。
これにより、破損したドライバや設定がリセットされ、Wi-Fi接続が正常に戻る場合があります。
3. ネットワーク設定の確認
Wi-Fiが繋がらない場合、ネットワーク設定が誤っている可能性もあります。特に、IP設定やDNS設定が自動取得になっていない場合、手動で設定を変更する必要があります。これを確認するには、「ネットワーク接続」を右クリックして「プロパティ」を選び、「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「自動的にIPアドレスを取得する」と「DNSサーバーアドレスを自動的に取得する」の両方が選択されていることを確認します。
これが設定されていない場合、手動でネットワーク設定を行うことが必要です。
4. Wi-Fiアダプタの互換性を確認
一部の古いWi-Fiアダプターは、最新のWindows 11との互換性がない場合があります。この場合、最新のドライバをインストールしても問題は解決しません。そのため、Wi-Fiアダプタをアップグレードすることも検討する価値があります。
特に、IntelやRealtek製のWi-Fiアダプターの後継モデルをインストールすることで、接続問題を解決できる場合があります。必要に応じて、外部のWi-Fi USBアダプタを利用することも一つの解決策です。
5. USB子機の利用
もし、内部のWi-Fiアダプターで解決できない場合、外部のUSB Wi-Fi子機を利用することも考えられます。USB子機はドライバのインストールが簡単で、接続の問題を解決する手助けになります。
USB Wi-Fiアダプタを使用する場合、互換性がある製品を選び、ドライバのインストールを行ってください。
6. まとめ
Windows 11 24H2でWi-Fi接続の問題が発生した場合、まずはドライバの更新とネットワーク設定の確認を行い、それでも問題が解決しない場合はアダプタの再インストールやUSB子機の使用を検討しましょう。また、古いハードウェアの場合、最新のドライバでも解決できない場合がありますので、適切なアダプタに交換することも一つの方法です。


コメント