PIC24F04KA200でADC変換トリガーをタイマー3で設定する方法(CCS Cコンパイラ)

C言語関連

PIC24F04KA200マイコンを使用したプログラミングで、ADC(アナログ・デジタル変換)の変換開始トリガーをタイマー3で設定する方法について解説します。この手順をCCS Cコンパイラで記述する際のポイントをわかりやすく説明します。

PIC24F04KA200のADCの設定方法

PIC24F04KA200では、ADCの変換開始トリガーをタイマー3で設定するためには、AD1CON1レジスタのSSRCビット(bit7、6、5)を適切に設定する必要があります。これにより、指定したタイマーからADC変換をトリガーすることができます。

AD1CON1レジスタの設定

AD1CON1レジスタのSSRCビットは、変換開始のソースを指定するための設定です。具体的には、SSRCビットを「010」に設定することで、タイマー3がADCの変換トリガーとして使用されるようになります。

SSRCビットの設定値

SSRCビットの「010」は、タイマー3をトリガーとして使用する設定値です。以下のように設定することができます。

#define SSRC_TIMER3 0x010

これにより、タイマー3がADC変換のトリガーとして設定されます。

CCS Cコンパイラでの記述方法

CCS Cコンパイラでは、ADCの設定を行うために以下のようなコードを記述します。

1. タイマー3の設定

まず、タイマー3を初期化して、定期的にタイマー割り込みを発生させる設定を行います。

setup_timer_3(T3_DIV1 | T3_CLK_INTERNAL);

これにより、タイマー3が内部クロックを使用して動作し、定期的な割り込みを発生させるようになります。

2. ADCの設定

次に、ADCの設定を行います。AD1CON1レジスタのSSRCビットを「010」に設定し、タイマー3をトリガーとして指定します。

AD1CON1bits.SSRC = 0x2;  // SSRCビットを「010」に設定

これで、タイマー3の動作により、ADCの変換が開始されます。

まとめ

PIC24F04KA200でタイマー3を使ってADC変換のトリガーを設定するには、AD1CON1レジスタのSSRCビットを適切に設定し、CCS Cコンパイラで記述を行うことが重要です。タイマー3を使用することで、一定の間隔でADC変換をトリガーでき、より精密なデータ取得が可能になります。

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