QGIS 3.32.0で座標表示をメートル単位に変更する方法

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QGISを使用していると、プロジェクトの座標系がEPSG:6678(Japan Plane Rectangular CS Zone X)であっても、座標表示が緯度経度(度、分、秒)で表示されてしまうことがあります。この問題を解決するために、座標をメートル単位で表示させる方法について詳しく解説します。

QGISの座標表示を変更する理由

QGISを使用して地理情報を扱う際に、プロジェクトのCRS(座標参照系)と表示される座標が一致しないと、正確な位置情報の把握が困難になります。特に、地図の編集や分析を行う際に、座標をメートル単位で表示することで、作業が効率的になります。

例えば、地図上で位置を調整したり、測量を行ったりする際に、緯度経度表示では作業に支障をきたすことがあります。これを解消するために、座標をメートル単位で表示する設定に変更する必要があります。

QGISの座標単位設定方法

QGISでは、座標表示単位を変更するための設定があります。次の手順に従って、表示単位をメートルに変更する方法を説明します。

1. QGISを起動し、対象のプロジェクトを開きます。
2. メニューバーから「プロジェクト」>「プロパティ」を選択します。
3. プロパティウィンドウが開いたら、「座標参照系(CRS)」タブを選択します。
4. プロジェクトの座標系(EPSG:6678)が正しく設定されていることを確認します。
5. 次に、「座標表示」セクションに移動し、表示単位を「メートル」に変更します。

プロジェクトCRSと座標表示の一致を確認する

プロジェクトのCRSがEPSG:6678であっても、座標表示が緯度経度で表示される場合、QGISが自動的にCRSに基づく座標表示を行っていない可能性があります。この場合、上記の手順で設定を変更し、メートル単位で表示されるようにします。

また、シェープファイルなどのレイヤがEPSG:6678に再投影されていない場合も、座標の単位が一致しないことがあります。この場合、レイヤのCRSを確認し、再投影を行うことで、座標表示を正しくメートル単位にすることができます。

再投影の方法

シェープファイルがCRSなしであったり、異なる座標系で保存されていたりする場合、再投影を行うことで座標単位を調整することができます。以下の手順で、レイヤの再投影を行い、メートル単位で表示できるようにします。

1. レイヤを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
2. 「情報」タブで現在のCRSを確認します。
3. 必要に応じて、座標参照系を「EPSG:6678」に設定します。
4. その後、レイヤを右クリックし、「保存」>「名前を付けて保存」を選択し、再投影された新しいレイヤを保存します。

まとめ:座標表示をメートル単位で確認する

QGIS 3.32.0で座標表示が緯度経度になってしまう問題を解決するためには、座標表示単位を「メートル」に変更する設定を行うことが重要です。プロジェクトのCRSがEPSG:6678に設定されている場合でも、表示される座標単位が異なることがあるため、プロジェクトの設定やレイヤの再投影を確認しましょう。

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