エクセルで24時間作業時間の計算を行う方法【時間の跨ぎに対応】

エクセルで24時間の作業時間を管理する場合、作業開始時間と終了時間が翌日に跨ることがあります。このようなケースでは、時間計算を正しく行うための関数を使うことが重要です。例えば、A列に作業開始時間、B列に作業終了時間が入力されている場合、C列に正しい作業時間を計算する方法について解説します。

時間を跨ぐ作業の計算方法

エクセルでは、24時間形式の時間を計算する際、終了時間が開始時間を過ぎる場合、エクセルが自動的に「翌日」と解釈することが必要です。このため、開始時間と終了時間が跨る場合、終了時間が開始時間よりも早い時間となるため、時間差を正しく計算するために工夫が必要です。

以下の方法を使えば、24時間を跨る作業時間を正確に計算できます。

作業時間を計算するための基本的な式

まず、基本的な作業時間の計算式を紹介します。もしA列に開始時間、B列に終了時間が入力されている場合、C列に作業時間を計算するには、次のように式を入力します。

=IF(B1
この式は、もし終了時間が開始時間よりも早ければ、1日を加えて計算します。これにより、作業終了時間が0時を過ぎている場合にも正しい時間差を求めることができます。
時間形式で表示する方法
作業時間を計算した後、その結果を「時間:分」形式で表示するには、セルの表示形式を変更する必要があります。
以下の手順で時間形式を設定します:

計算したセル（例：C列）を選択
右クリックして「セルの書式設定」を選択
「表示形式」タブで「ユーザー設定」を選び、「[h]:mm」形式に設定

これにより、時間が24時間を超えても正しい形式で表示されます。
実際の例を使った計算
例えば、A1セルに「23:00」、B1セルに「2:00」と入力した場合、C1セルに作業時間を計算する式を次のように入力します:
=IF(B1
この式により、C1セルには「3:00」が表示され、作業時間が24時間を跨いで正しく計算されます。
まとめ
エクセルで作業時間を計算する際、開始時間と終了時間が24時間を跨る場合には、IF関数を使って正しい時間差を計算することが重要です。式を適切に設定し、セルの表示形式を変更することで、正確な作業時間を簡単に求めることができます。この方法を使って、効率的に作業時間を管理しましょう。