Google スプレッドシートで投資信託の基準価額を自動反映させるIMPORTXML関数の使い方

Excel

Google スプレッドシートで投資信託の最新基準価額を自動で反映させるには、IMPORTXML関数を使う方法が便利です。今回は、実際に使える数式の例を紹介し、設定方法をステップバイステップで解説します。

IMPORTXML関数とは

IMPORTXML関数は、Google スプレッドシート内で外部のウェブページからデータを引き込むために使用されます。投資信託の基準価額は、金融機関のウェブサイトで公開されていることが多いため、この関数を使うことで自動的に最新の情報を取得できます。

例えば、特定の投資信託の基準価額を表示したい場合、その情報が公開されているURLを指定し、XPATHを利用して必要なデータを抽出します。

投資信託の基準価額を引き込む方法

実際に投資信託の基準価額を自動的に取得するためには、次のような数式を使います。ここでは、例として「投資信託A」の基準価額を取得する方法を紹介します。

まず、投資信託Aの基準価額が掲載されているURL(仮に「https://example.com/fundA」とします)を準備します。次に、IMPORTXML関数を使用して以下のような数式を入力します。

=IMPORTXML("https://example.com/fundA", "//span[@class='price']")

この数式では、指定したURLから、「price」クラスを持つタグの値を抽出します。

数式の解説

数式の構成要素を詳しく見ていきましょう。

  • “https://example.com/fundA”: データを取得したいウェブページのURLを指定します。
  • “//span[@class=’price’]”: XPATH(XML Path Language)を使って、ページ内の基準価額が表示されているタグを特定します。ここでは「price」クラスを持つタグを指定しています。

これにより、指定したURLから最新の基準価額が自動的にスプレッドシートに反映されるようになります。

注意点と改善方法

IMPORTXML関数を使用する際の注意点として、対象のウェブページが変更されたり、HTMLの構造が変わったりすると、XPATHを再調整する必要がある点です。また、一部のウェブページはデータ取得を制限していることがあるため、その場合は他の方法を検討することが必要です。

さらに、ウェブページが頻繁に更新される場合、IMPORTXML関数で自動的に基準価額を取得する頻度を調整することもできます。

まとめ

Google スプレッドシートを使えば、IMPORTXML関数を利用することで、投資信託の基準価額を簡単に自動で反映させることができます。指定するURLとXPATHを正しく設定すれば、最新のデータを手軽に管理できます。データの更新頻度やページの構造に注意を払いながら、この方法を活用して効率的に情報を管理しましょう。

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