Windows 11のリカバリー後に初期設定を行う際に困ることがありますが、特に設定中に電源を切りたい場合や、再起動を繰り返す現象に困っている方も多いです。この記事では、そのような状況を解決する方法を分かりやすく説明します。
初期設定中の電源オフ方法
Windows 11の初期設定中に電源をオフにしたい場合、一般的な電源ボタンを押すだけでは設定が進んでしまうことがあります。そのため、設定をキャンセルして電源を切る方法を知っておくことが大切です。
まず、電源ボタンを長押しすることで電源を強制的にオフにできます。しかし、これを行うとPCの設定が中断され、再起動後に「こんにちは」の画面が表示される場合があります。この場合、PCが再設定されるため、すぐに譲渡相手に引き渡すことが難しくなります。
コマンドプロンプトを使用した電源オフ
コマンドプロンプトを使用して電源をオフにする方法もあります。通常は「Shift + F10」キーでコマンドプロンプトを起動することができますが、これがうまくいかない場合もあります。
コマンドプロンプトが表示されない場合は、まずはリカバリー画面に戻り、「Shift + F10」の代わりに「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開き、そこからコマンドプロンプトを起動する方法もあります。
再起動後の「こんにちは」画面と設定の繰り返し
PCを強制的にシャットダウンすると、再起動後に「こんにちは 最後に、いくつかの基本的な設定を行います」と表示されることがあります。この画面は、Windows 11が再度初期設定を行っている状態です。
これにより再度インターネット接続が求められ、ネットワークに接続してリカバリーが進行する場合もあります。これは通常の動作であり、リカバリー後に必要な設定が行われている証拠です。
PCを譲渡する前に初期設定を完了させる方法
譲渡前にPCを初期設定の状態に戻したい場合、設定画面をスキップする方法があります。リカバリーを開始する前に「ユーザー情報を入力せずに設定をスキップする」オプションを選択すると、設定が不要なまま譲渡できます。
また、Windowsのセットアップ画面で「終了」ボタンを押して、PCをシャットダウンすると、譲渡相手に渡した時に最初の設定画面が表示されます。この状態で渡すと、譲渡相手は自分の設定を行うことができます。
まとめ
Windows 11のリカバリー後に初期設定を終える方法や電源を切る方法については、いくつかのステップがあります。コマンドプロンプトやタスクマネージャーを使った手法で電源をオフにしたり、再起動後の「こんにちは」画面に遭遇したりしますが、これらはリカバリー後の正常な動作です。譲渡前に初期設定画面を渡したい場合は、設定をスキップするオプションを選んでからPCをシャットダウンすると、譲渡相手にとってはスムーズな受け渡しが可能になります。


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