Excelで目標達成率を自動計算する方法｜実績に応じた進捗率の計算式と実例

Excelで目標値と実績値を入力し、進捗率（達成率）を自動的に計算したい場合、どのような関数を使用すればよいのでしょうか。特に実績値が部分的に入力されている場合に、達成率を動的に計算する方法を紹介します。

目標値と実績値の自動計算の基本

まず、目標値と実績値があるデータを基に達成率を計算するためには、進捗率を算出する数式を組み立てる必要があります。実績値が入力された分までを計算するためには、次の数式を使うと効果的です。

=SUM(実績範囲) / SUM(目標範囲)

この数式を使うことで、実績が入力されているセルのみが加算され、進捗率が動的に変動します。

実際に、以下のようなデータがあったとします。

ここで、「実績」列には一部のデータが未入力ですが、進捗率を計算したい場合、次の数式を使います。

=SUM(B2:B3) / SUM(A2:A3)

この数式では、実績値が入力されたセルだけを対象に進捗率を計算します。この場合、最初の進捗率は2000/2000 = 100%、次に1000/2000 = 50%、となります。

実績値が新たに入力された場合でも、数式が自動的に更新されて進捗率が計算されるようになります。例えば、目標値が1000、実績値が1000のとき、進捗率は次のように計算されます。

=SUM(B2:B4) / SUM(A2:A4)

実績が1000追加されることで、進捗率は1000 + 2000 + 1000 = 4000、目標値の合計は1000 + 1000 + 1000 = 3000となり、進捗率は133%に自動更新されます。

進捗率を計算する際には、Excelのさまざまな関数を活用することができます。特に「SUM」関数を使って範囲を指定し、動的に実績値の合計を計算する方法は、非常に便利です。また、進捗率の結果をパーセンテージ形式で表示するためには、次の数式を使用することができます。

=TEXT(SUM(B2:B4) / SUM(A2:A4), "0%")

これで、結果がパーセンテージ形式で表示され、進捗が視覚的にわかりやすくなります。

Excelを使えば、目標値と実績値を元に進捗率を簡単に自動計算することができます。実績が入力された分まで計算する数式を組み合わせることで、毎日の実績更新に対応した進捗率の表示が可能です。自動計算を使いこなせば、より効率的に目標達成度を管理できるでしょう。