Wordで文書を作成する際、目次を追加すると行間が広くなってしまうことがあります。この問題は、目次をきれいに整えたいけれど、本文の行間を崩したくないときに悩みの種となります。ここでは、この問題を解決するための方法を紹介します。
目次の行間が広がる原因
目次を自動生成する際、Wordは通常、目次を特別なスタイルとして設定します。そのため、目次部分に余分なスペースが追加され、行間が広く見えることがあります。この問題は、目次のスタイルに関連した設定が影響している場合が多いです。
また、目次の生成時に使用するスタイルが「段落の前後のスペース」や「行間」に関する設定を引き継ぐことが原因となります。これを修正することで、目次の行間を通常の本文の設定に合わせることができます。
目次の行間を修正する方法
目次の行間が広がる問題を解決するためには、目次のスタイルを手動で調整する必要があります。以下の手順を試してみてください。
1. 目次のスタイルを変更する
まず、目次を選択した状態で、「ホーム」タブの「スタイル」グループに移動します。目次に適用されているスタイル(通常は「目次 1」や「目次 2」など)を右クリックし、「変更」を選択します。
次に、スタイルの変更画面で、「フォーマット」をクリックし、「段落」を選択します。ここで、段落の設定を確認し、「前の段落とのスペース」や「後の段落とのスペース」を適切に設定します。また、行間の設定を「1.0」または「1.15」に設定すると、目次が本文と一致した行間で表示されるようになります。
2. 目次の自動更新を無効にする
もし目次を手動で更新している場合、目次を選択した際に自動で更新されることがあります。この際に行間が再度広がることがありますので、目次の自動更新を無効にすることも一つの手段です。
「参考資料」タブから「目次」を選び、「自動更新を無効にする」を選択することで、目次を自動的に更新しないように設定できます。
具体的な例で確認する
例えば、以下のような文書があるとします。
本文の内容は30行で、目次を追加した結果、目次部分だけ行間が広がってしまったとしましょう。この場合、上記の方法で目次のスタイルを調整することにより、目次の行間を通常の本文と同じにすることができます。
まとめ
Wordで目次を作成する際に行間が広がってしまう問題は、目次のスタイル設定に起因しています。目次のスタイルを手動で調整することで、目次部分の行間を本文に合わせることができます。目次を自動で更新しない設定を行うことでも、この問題を防ぐことができます。ぜひ、この記事の方法を試して、綺麗な目次を作成してください。


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