三菱電機のGOT1000シリーズにおいて、GTDesigner3を使用して特定の数値(例:256)がD1500に格納されたときに「空」と表示する方法について解説します。
GOT1000で特定の数値を文字列に変換する方法
GOT1000では、数値データを文字列に変換し、特定の条件で表示内容を変更することが可能です。以下の方法を使用すると、D1500の値が256のときに「空」と表示できます。
1. 文字列表示オブジェクトの利用
GTDesigner3には、数値データを文字列として表示するための「文字列表示オブジェクト」があります。これを使用し、表示条件を設定することで、特定の値を別の文字列に置き換えることができます。
2. スクリプト機能を活用する
GTDesigner3のスクリプト機能を使えば、D1500の値を監視し、256のときに「空」と表示する処理が可能です。
IF D1500 == 256 THEN D2000 = "空"; ELSE D2000 = D1500; ENDIF
このスクリプトは、D1500の値が256のときにD2000に「空」をセットし、それ以外の値はそのまま表示するという処理を行います。
3. 条件付き表示(デバイスインタフェース)
GTDesigner3では、条件付き表示を設定することもできます。
- 「数値表示オブジェクト」を作成する
- 「条件付き表示」を設定し、D1500の値が256の場合に「空」と表示する
- それ以外の数値はそのまま表示
この設定により、数値データを条件に応じて適切なテキストに変換できます。
応用例:数値に応じた異なるテキスト表示
この方法を応用すれば、特定の数値に応じて異なるテキストを表示することも可能です。
数値 | 表示文字 |
---|---|
256 | 空 |
512 | 満 |
1024 | 異常 |
まとめ
GOT1000のGTDesigner3を使用して、特定の数値を文字列に変換する方法を紹介しました。
- 文字列表示オブジェクトを使用し、数値を直接表示する
- スクリプト機能を使い、特定の数値を条件に応じて変換
- 条件付き表示を活用して、特定の数値に対応する文字を設定
これらの方法を活用すれば、GOT1000上で柔軟なデータ表示が可能になります。
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