Vectorworksを使用している際に、図面をロック解除して位置を保存した後、再度開くと図面が元の位置に戻ってしまう現象に悩むことがあります。この問題について、原因と解決方法を詳しく解説します。
1. どのような状況で問題が発生するのか
質問者が述べた問題では、4枚の図面をロック解除してそれぞれの位置に保存したものの、再度ファイルを開くと、すべての図面が1枚の用紙に集まり、ロックも復活しているという現象が発生しています。
これは、保存方法や設定の問題、またはVectorworksの動作によるもので、通常は意図した通りに保存が行われません。
2. 可能性のある原因とその確認方法
まず、確認すべき点は以下の通りです。
- 保存した際に正しく保存されているか確認する。
- ロック解除した状態で保存したか確認する。
- 保存形式やファイルの設定が適切か確認する。
これらの点をチェックし、保存が意図した通りに行われているかを確かめてみましょう。
3. どうしてロック解除後に位置が戻るのか
この現象の原因として、以下のことが考えられます。
- Vectorworksでは、図面やレイヤーが再度開かれると、システムが自動でデフォルトの位置に戻してしまうことがあります。
- ロック解除後に保存しても、ファイルが適切に更新されていない場合、再度開いたときに以前の状態に戻ることがあります。
- 設定による影響:Vectorworksの設定が、ファイルの配置や保存の際に不具合を引き起こす場合もあります。
これらを確認し、必要に応じて設定を見直してみてください。
4. 解決策:正しい保存方法と設定の見直し
この問題を解決するための主な手順は以下の通りです。
- ファイルを保存する際に「保存」ボタンではなく、「名前を付けて保存」や「保存先を指定して保存」を使い、保存場所や形式を再確認する。
- ロック解除後に保存する際は、必ず設定で「ロック」オプションが無効化されていることを確認する。
- Vectorworksの設定(環境設定やファイル設定)を確認し、不要な自動保存機能やデフォルト設定を見直す。
- 再度ファイルを保存し、次回開いた際にロック解除と位置が正しく反映されるか確認する。
5. まとめ
Vectorworksで図面をロック解除後に位置が戻る問題は、保存方法や設定に関するものです。正しい保存方法を使用し、設定を見直すことで、この問題を解決できます。定期的に設定を確認し、バックアップを取って作業することが重要です。


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