MacBook購入後、初期化済みの状態でパスワードが求められる！どう解決するか

フリマアプリで購入したMacBookが「初期化済み」と記載されているにも関わらず、電源を入れるとユーザー名とパスワードが求められる場合、購入者は少し困惑することがあります。この問題の原因と解決方法について解説します。

1. 初期化済みとはどういう意味か？

「初期化済み」とは、MacBookの中身を工場出荷状態に戻し、すべてのデータを削除したことを意味します。しかし、初期化が完全に行われていない場合や、出品者が「ログアウト」せずにデバイスを販売してしまった場合、ユーザー名やパスワードが求められることがあります。

これは、MacBookがiCloudに関連付けられた状態で販売されている場合に発生する「アクティベーションロック」の一部です。

アクティベーションロックは、Appleのセキュリティ機能の一つで、iCloudに紐づいたデバイスが紛失や盗難に遭った場合に、他の人がデバイスを使用できないようにする仕組みです。

出品者がiCloudアカウントをサインアウトせずにMacBookを販売した場合、アクティベーションロックが有効になり、新しいユーザーはパスワードを入力する必要があります。この状態では、元の出品者がiCloudアカウントからMacBookを削除しない限り、使用を続けることができません。

この問題を解決する方法としては、以下のいくつかのアプローチがあります。

出品者に連絡を取る：出品者に連絡し、iCloudアカウントからMacBookを削除してもらう必要があります。具体的には、出品者がApple IDの「Find My」機能を使ってデバイスを削除することで、アクティベーションロックを解除できます。
Appleサポートに連絡：出品者と連絡が取れない場合、Appleサポートに連絡し、購入証明を提示することで、サポートチームがロック解除手続きを案内してくれます。
パスワードリセット：もし出品者がiCloudアカウントのパスワードを知っている場合、出品者にそのパスワードを教えてもらい、MacBookを自分のアカウントで設定し直すことが可能です。

新しいアカウントに変更する際に設定が初期化される問題については、以下の点を理解しておくことが大切です。

新しいアカウントへの移行：新しいApple IDでログインすると、個別の設定やデータが変更されることがあります。特にダークモード、壁紙、アプリ設定などがリセットされることがあります。
データのバックアップ：データや設定を維持したい場合、事前にiCloudやTime Machineでバックアップを取っておくと便利です。